NDフィルター(Neutral Density、減光フィルター)は、色彩に殆ど影響を与えずに、レンズに入る光量を減光させるフィルターです。
絞りを開けたり、シャッタースピードを遅くしたりすることができます。
NDフィルターを使用することによって、シャッタースピードを下がり、川の流れを雲糸状にしたり、炎天下でのスローシャッターにしたり、あるいは人通りのある町並みの人を消して撮影する、などといった長時間露出による特殊効果を出して撮影することが可能になります。
また、極端に明るい場所でのビデオカメラやデジタルカメラでは、絞りが小絞りとできないため必需品です。
ケンコーZeta<ゼータ>シリーズのNDフィルターは、ケンコーの最高級グレードの製品で、ニュートラル性が高く、高精度の優れたニュートラルグレー(中性灰色)フィルターです。
NDフィルターは光量を2絞り分調整するND4、3絞り調整するND8があり、単独で使うこともできますが、2枚重ねて使用し、さらに光量を落とすことも出来ます。
ND4は、光量を1/4(透過率25%)で2絞り分光量を調整します。
ND8は、光量を1/8(透過率12.5%)で3絞り分の光量を調整します。
NDフィルターを使うことにより、シャッタースピードが遅くなるため三脚が必要です。
明るい炎天下の強い陽射しの元で撮影するとき、シャッタースピードは高速シャッターになります。このようなときにNDフィルターを使用します。
明るい場所の渓流や滝をスローシャッターで写すのには、色彩に殆ど影響をあたえず光量を減らす効果を持つ「NDフィルター」を使って撮影をします。
絞りやISO感度を調整して、シャッタースピードを遅くすることはできますが、明るい場所では思ったようにシャッタースピードを落とすことができません。そのような時にND(減光)フィルターを使用することにより、スローシャッターにて撮影することが出来ます。
【作例1a】 Zeta C-PLフィルターのみを使用し反射を除去しました。
【作例1b】 Zeta ND4フィルターを使用。シャッタースピードを遅く表現でき、aと比べると流れが少し雲状になっています。
【作例1c】 Zeta ND8フィルターを使用。ND4と比べ流れが雲糸状になっています。
水面に浮かぶ花びらをND(減光)フィルターを使い、花びらの動きをスローシャッターにて表現します。
【作例2a】 ND、C-PLとも未使用。水面の反射が強く水面が白っぽく感じます。ISO感度を50に変更しスローシャッターになるようにしました。
【作例2b】 Zeta C-PLフィルター使用。
水面が白っぽく強い水面の反射を取り除くためPLフィルターを使用。
シャッタースピードが0.6秒になりましたが、ゆっくりとしか風で動かない桜の花びらは、少しぶれただけで流れません。
【作例2c】 Zeta C-PLフィルターとZetaND4フィルターを重ねて使用。
シャッタースピードが遅くなった為、ゆっくりと動く水面に浮かぶ桜の花びらが風に動くようすを撮影。
【作例2d】 Zeta C-PLフィルターとZeta ND8を重ねて使用。
CのZeta C-PL+Zeta ND4よりシャッタースピードが遅くなり、水面に浮かぶ桜の花びらが動いて、流れるように表現しています。
【作例2e】 Zeta C-PLフィルターとZeta ND4、さらにZeta ND8を重ねて使用。
CやDよりいっそうシャッタースピードが遅くなったことにより、水面に浮かぶ桜の花びらが流れて動き、不思議な模様を作っています。