写真家秦達夫AT-X 107 DX Fisheyeを語る

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写真家 秦達夫 AT-X 107 DX Fisheyeを語る

AT-X 107 DX魚眼レンズにハマる人は多い。
その訳は魚眼特有の歪みに魅せられてしまうからだ。
違う言い方をすれば見た目と違う写真が撮れ真新しく感じるからだ。
それは偽りの姿であり「撮る」というよりも「撮れる」だけの写真になってしまう可能性がある。使いこなせれば素晴らしい作品になるが油断をすると撮らされた駄作になってしまう、じゃじゃ馬なレンズ。

このじゃじゃ馬を乗りこなすキーワードは「狭く撮る」だ。言葉遊びのようなものだが画角100°以上ある魚眼レンズは広い範囲が写り込む。狭く撮るなど不可能だと思うかもしれないが、それは被写体に近づくことを意味している。

レンズの鼻先が被写体に当たるくらい近づくこと。これができれば魚眼レンズを半分乗りこなしたようなものだ。あとは魚眼特有のディストーションにマッチする被写体に巡り合えるかどうかの問題である。
このじゃじゃ馬に挑戦してみる勇気があるのか?そこが問題だ。

僕の持論ではあるが魚眼で狭く撮ることができるようになれば望遠レンズの使い方が格段に上手になる。そのことを胸にぜひこのレンズに挑戦して欲しいと思う。


 

作例01

Canon EOS 5D Mark IV 絞り優先AE(F11 1/8秒)露出補正+1 ISO感度800 評価測光 WB: 太陽光 PS: 風景
17mm域で撮影


背丈15cmほどの小さな花。地面にカメラを置いただけでは空を入れたフレーミングができないため砂浜を堀ってカメラを低くして撮影。

 

作例02

Canon EOS 5D Mark IV 絞り優先AE(F5.0 1/125秒)露出補正+2 2/3 ISO感度800 評価測光 WB: 太陽光 PS: 風景
17mm域で撮影


林の中のアジサイ。林の中は木道になっており三脚を使用して上向きの撮影ができなかったので手持ち撮影。薄暗くプラス補正が必要でシャッター速度が厳しかったが感度を上げて対応。

 

作例03

百合に太陽を重ね合わせて撮影。狭い湿原だが、空と空間の広がりを演出するために、魚眼レンズは有効。


Canon EOS 5D Mark IV 絞り優先AE(F8 1/640秒)露出補正+1 ISO感度400 評価測光 WB: 太陽光 PS: 風景
17mm域で撮影


 

作例04

Canon EOS 5D Mark IV 絞り優先AE(F13 1/100秒)露出補正+1 ISO感度200 評価測光 WB: 太陽光 PS: 風景
17mm域で撮影


近づいても逃げないトンボを狙う。マクロ的な見方でなく、湿原の広い空間に生きるトンボの姿として捉えてみた。

 

作例05

Canon EOS 5DS 絞り優先AE(F8 1/640秒)露出補正-1/3 ISO感度200 評価測光 WB: 太陽光 PS: 風景
16mm域で撮影


逆光に照らされるシダの群落。魚眼レンズ特有の歪曲を活かし広い空間を撮影。シダの1枚1枚の質感が細かく描写されている。

 

作例06

Canon EOS 5D Mark IV 絞り優先 AE(F5.6 1/80秒)露出補正 -1/3 ISO感度 3200 評価測光 WB: 太陽光 PS: ディテール重視
14mm域で撮影


我が故郷の遠山郷霜月祭「水の王」狭い境内の中、沢山の観光客と押し競饅頭をしながら撮影。魚眼レンズでなくては背景を取り込みながらの撮影ができない。

 

※「AT-X 107 DX Fisheye」はAPSーCフォーマット用レンズです。フルサイズで使用した場合、周囲にケラれが出る焦点域があります。

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