作例1
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.6 露出時間:1/800秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル
背景との空気を感じさせる浮き上がり感。彼女がとても立体的だ。
緑の丸ボケは画角の隅でも崩れていないことがわかる。
作例2
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.4 露出時間:1/320秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル
見つめる瞳が印象的。彼女と背景とは近い距離なのに、絞り開放の、グッと浮かび上がる様が美しい。
作例3
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.4 露出時間:1/125秒 ISO感度:ISO250 WB:マニュアル
光が乏しい背景、差し込んだ光が花を照らすハイライトを、ややアンダー目の露出の彼女と挟むことで奥行を作る。滑らかなボケみが自然に我々の視線を彼女へと誘う。
作例4
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.4 露出時間:1/200秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル LEDライト・LUME CUBE AIR使用
湯船から浮かび上がる湯気が艶やかさを助長する。水面の波紋のクリアさがいい。鼓動を感じさせるように小型LEDライト・LUME CUBE AIRを胸元に。
作例5
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.4 露出時間:1/125秒 ISO感度:ISO250 WB:マニュアル
このレンズは、シャドー部の描写が秀逸。濡れた生地に肌が透ける様、生々しさ、まるで目の前で見ているかのよう。思い切ったハイライトの差し込みにも全く描写は負けていない。
作例6
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.4 露出時間:1/250秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル
生地そのものの繊細な描写、濡れ感の生々しさ、見たままを誇張なく映し出すからだろう。ナチュラルさを超えた、生身を映し出す美しさがある。
作例7
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.6 露出時間:1/2000秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル
ハイライトの画の粘り、シャドー部の画の浮き上がりが相まって、こうしたハイライトとシャドーが大きく混在するカットでも、見たままのようなバランスで映し出してくれる。
作例8
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.4 露出時間:1/160秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル
直線構成の構図の中で、ひときわ彼女の曲線を際立たせる。
廊下のガラス戸の枠は、ハイライトの中で美しくボケる。この美しいボケがあるからこそ、直線がうるさくならない。
作例9
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.6 露出時間:1/2000秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル
波のあるガラス戸を前ボケに、そこに差し込む光とともに、ボケの中にも風情を感じる。前ボケも実に滑らか。
作例10
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.4 露出時間:1/320秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル
奥の目(彼女の左目)にピント位置を設定し、頬の肌の描写とともに、波ガラスを透かして彼女に映るガラスの線を写したかった。ハイライト部の中でも映し出す光の違いをつぶさに観察してみた。
作例11
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.6 露出時間:1/160秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル
シャープさはもちろんなのだが、カリカリとした乾いたものではなく、シャープさの中にも優しさがあるからこそ、こういう描写になるんだろう…と、思わずにはいられない、瞳の潤いある描写、肌のしっとり感も素晴らしい。
作例12
使用カメラ:Canon EOS 5D MarkⅣ 絞り値:F1.6 露出時間:1/160秒 ISO感度:ISO200 WB:マニュアル
このレンズの真骨頂と言えるカット。
厚みのあるボケは落ち着きをもたらしながらも彼女を浮かび上がらせる。それでいて非常に滑らかで、ピント面からボケる髪も美しい。キレは当然だが、湿気のあるシャープさは生々しい肌と見つける瞳へと惹きつける。
僕はシャープ感が際立ってしまうのは好みではない。もちろん、被写界深度が薄い絞り開放近くで、ピント面を際立たせるためにはシャープさは必要なこと。しかし際立ってしまうとボケは大きい分、線の太い描写のポートレートに仕上がる。カメラの高画素化が進む中、その高画素を使い切るだけの繊細さを求めたい。“シャープだけど繊細”そして開放F1.4持つ柔らかみ…実に難しいことなのかもしれないが、このレンズは、その要求に、見事に応えてくれる。
撮影協力:厚木市観光協会(http://www.atsugi-kankou.jp)
:七沢温泉 元湯玉川館(http://www.tamagawakan.co.jp)
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