ケンコー・トキナースタッフブログ


雨がちな季節に天体観測

 
Posted:2010.05.25 ブログを購読

まもなく梅雨めく季節。曇りがちな空の下、なかなか星を追えない夜が続きます。湿度も高く、天体観測には向かない時期かもしれません。

しかし、だからと言って自慢の道具を保管庫にしまったままにするのは勿体ない。
今この時期にしか確認できない、と言う天文現象があります。
今年5月末から7月の頭にかけて、マックノート彗星(C/2009 R1)が次第にその光量を増してゆく様子が観測されるのです。

マックノート彗星という一連の彗星達。彼らは一人ロバート・マックノートと言う天文学者に発見された彗星達です。マックノートさんが発見した彗星だからマックノート彗星。シンプルですね。
さてこのマックノート彗星の一つで、2009年9月に発見されたC/2009 R1が現在太陽に接近中。太陽へ接近するのにともなって増光を続けております。このまま順調に増光が続けば6月には肉眼で十分に見ることができる明るさになるとの事。

彗星が太陽に近づくに伴って、5月下旬には7等前後、6月上旬には6等台前半~5等に達して肉眼で見えるようになり、6月下旬には明け方に北東の空で約3等まで明るくなる事が予想されます。そして7月初旬にその光量は最高に達し、太陽から離れ遠く旅立つのに合わせ、光量はどんどん減っていきます。

日々刻々とその光を変化させるマックノート彗星(C/2009 R1)。少ない機会をつかんでその光の変化を追跡してみてはいかがでしょう。
きっと毎日天気予報にやきもきすることになりますね。
けれど、そうであってこそ、星を見上げる趣味は楽しいのかもしれません。

(文:営業企画宣伝課 正木 延宏)

参考:AstroArts:マックノート彗星(C/2009 R1)が増光中、6月には肉眼等級に (2010年5月14日)

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