ケンコーから先日発売となった900万画素のフィルムスキャナー、KFS-900が発売となりましたので、早速使ってみました。
ケンコーでは、「スライドデジコピアD-SLR」という、デジタル一眼レフに取り付ける複写レンズがあるのですが、これはどちらかというとスライドフィルム用。デジタル一眼レフの高画質が使えるという大きなメリットがあるものの、ネガを複写するとフォトショップなどのソフトでネガポジ反転、色調調整とちょっと手間がかかります。
その点。KFS-900は、ネガ・ポジ・モノクロのどのフィルムでも対応可能。マウント入りのスライドフィルムと6コマのスリーブ、ロールになったフィルムも取り込み可能。
早速、25年前に撮ったネガフィルムを撮影してみました。
撮影したカメラは当時使っていた、オリンパスの35EC-2。ピントは目測式でした。
当時、名古屋まで遠征して撮った名鉄の車両の写真。
この画像は無修正。フィルムの保存が悪かったか、どうやってもホコリが取れないのがあります。いずれ、フォトショップで消すか・・・といった感じですが、色調はまあまあではないでしょうか。
取り込みの手順を見てみましょう。
電源を入れると、まず、様々なモードが選べます。
フィルムの種類、ネガ、ポジ(リバーサル)、モノクロを選べます。
取り込んだ状態。画像の反転や色調の調整ができます。(今回はやってません)
画像の保存、取りやめなどを選べます。
KFS-900の背面には、SDカードが入ります。
スキャナーという名称ですが、一種の「フィルム複写専用デジカメ」といった感じです。