2014年5月11日は、てんびん座の肉眼二重星α近くで土星が衝(しょう)となります!
…で、衝って一体何なんですか!!?衝になったら観望の好機だとか言うけれど…。
まず、衝とは地球よりも太陽の遠い軌道を回る「外惑星」が、とある状態になったときのことを指します。
※地球よりも太陽の近くを回る内惑星、水星と金星には当てはまらないのでご注意!
それだけ理解できたら、下の図をご覧ください。
とある状態とは、外惑星が上の図のオレンジの位置にある状態。
つまり、地球を挟んで太陽と逆方向の位置にある状態、これを衝と言います。
…以上、ざっくりとした説明ではございましたが、なんとなくご理解いただけましたでしょうか。
衝の時期には、その天体は地球に最も近づき明るくなり、また一晩中観測できるので観望の好機と言われるのです。
さて、そして来月「衝」となる土星ですが、
今月も来月も再来月も!土星はてんびん座の中にあります。5月11日が衝!と言ってもその日だけが見ごろなのではなく、今月も来月も再来月ももちろん観測しやすい時期です。
来月に向けて、今から土星の観測練習をはじめましょう!
(WEB担当:A)