天体望遠鏡は倍率が高いほどよく見えると思いがちですが、必ずしもそうではありません。口径が同じであれば、ある程度以上に倍率を高くしても像は暗くなりボケて見えにくくなるだけで、細かいところまでは良く見えません。この限度を最高倍率と言い、口径をmmで表した数の2倍くらいが目安となります。例えば、口径が60mmなら120倍、口径が100mmなら200倍が最高倍率となります。一般の観測では口径をmmで表した数からその半分くらいの倍率が最も観測に適した倍率(適正倍率)になります。
対象カテゴリ | 天体望遠鏡 |
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