NDフィルターで長時間露光 | 取扱ブランド別コンテンツ

NDフィルターで長時間露光

NDフィルターで長時間露光

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NDフィルターを使用した場合の適正なシャッタースピードは以下の式で求められます。

 

【NDフィルターを装着した際の適正シャッタースピード】

 =【NDフィルターを装着しない状態での適正シャッタースピード】 × 【NDフィルターの番号】

この式はいったいどういう意味でしょうか?
具体的な例から考えて行きましょう。

まず、適正露出の光の量を100とします。

そしてフィルターがない状態では20の光が1000分の1秒間にレンズを透過するとします。

この場合光の量を100にするためには、20を5倍、つまり1000分の1秒を5倍で、200分の1秒のシャッタースピードが必要となります。

 

この条件下で、ND2を使用した場合どういうことになるでしょうか?

 

ND2によって、レンズを透過する光は半分、1000分の1秒間で10の光が透過することになります。

このため、100の光を得るためには10を10倍100分の1秒のシャッタースピードが必要となります。

フィルタ-をつけない場合のシャッタースピード200分の1秒のちょうど2倍ですね。

 

同じように、ND4を使用した場合、透過する光は4分の1。1000分の1秒間で5の光が透過します。

すると100の光を得るには5の20倍、つまり50分の1秒のシャッタースピードが必要です。

フィルタ-をつけない場合のシャッタースピード200分の1秒4倍ですね。

nd-speedjpg.jpg