「NDフィルターを使ったときのシャッタースピードは、どのくらいになりますか?」というお問い合わせをいただきました。
昨年8月発売の「PRO ND500」は光量を500分の1にしますので、同じ光量にしようとすると、シャッタースピードの長さを500倍にする必要があります。1/500秒のとき、1/500秒×500で「1秒」ということになります。
実際の撮影ではどうなるのでしょうか。仮に晴れの日の露出の例でISO100に設定したとします。そのとき1/125秒でF16となった場合、絞りを少し開けると1/500秒でF8となります。
この状況でND500を使うとF8で1秒ということになります。
そして絞りをF16とした場合は4秒という長秒時で露光できるため、昼間でも滝や川の流れを迫力あるように演出することができます。
晴れの日でも迫力ある動感表現ができるNDフィルターをぜひご活用ください。
PRO ND500 露出対応表
フィルター未使用 | PRO ND 500使用 |
---|---|
1/8000秒 | 1/15秒 |
1/4000秒 | 1/8秒 |
1/2000秒 | 1/4秒 |
1/1000秒 | 1/2秒 |
1/500秒 | 1秒 |
1/250秒 | 2秒 |
1/125秒 | 4秒 |
1/60秒 | 8秒 |
1/30秒 | 15秒 |
1/15秒 | 30秒 |
ND500以外のNDフィルターを使用した場合のシャッタースピードについては、下の関連リンクを参考にしてください。
<文:広報・宣伝課 田原 栄一>