ケンコー・トキナーの本社、KT中野ビルは、桜並木がずっと連なる中野通りに面しています。2016年は4月1日から3日が地元の「中野通り桜まつり」。祭りが開催されるのは、KT中野ビルから徒歩で10分ほどの新井薬師公園。そこで桜の姿を追って、そこまで歩いて撮影することにしました。
街中での撮影のポイント
トキナーでのオススメは「AT-X M100 PRO D(ニコン用またはキヤノン用)」。
画角が広いと桜が「まばら」な感じに写ります。
一方で人間の目で凝視したときの感覚は、80mm~100mmくらいの中望遠に近い、といわれています。また、望遠レンズの「圧縮効果」によって、前後の距離が短く感じられ、被写体のボリューム感が出ます。そこで、桜のボリューム感を出すには、100mmクラスがいいでしょう。(今回の作例はAPS-Cフォーマットのデジタル一眼レフを使用しました)
桜の色が出にくいときの撮影方法
・曇り空のときは、ホワイトバランスを積極的に曇天や日陰として、温調の色味を強調します。
・裏技としては、1Bスカイライトフィルターを2枚重ねにし、ピンク色を着色する方法もあります。この写真は1Bスカイライト2枚重ねで使用しました。
桜をふんわりと表現できる、ソフトフィルター。
街中で桜をアップで撮影しました。曇り空だったので、建物を背景に撮りました。
ソフトフィルターには、光のニジミによるソフト効果を使った「PROソフトン」「ソフトンスペック」と、画面全体を白っぽくすることで、霧の中のような雰囲気を出す「フォギー」があります。
強く色づけする「トワイライトレッド」フィルターを使いました。
桜と周囲の雰囲気の両方を撮るなら「北野神社」と「新井薬師 梅照院」
北野神社での一枚。「AT-X M100 PRO D」を使いました。
100mmの画角で、背景の写る範囲を狭くし、桜のボリューム感を出しました。
落ちた花と周囲の雰囲気を一緒に。(トキナー AT-X 14-20 F2 PRO DX)
梅照院の中では、桜とともにお寺の雰囲気をワイドレンズで一緒に撮影することができます。
いずれも「トキナー AT-X 14-20 F2 PRO DX」
狭い境内でも、建物と桜の両方を画面に納めることができます。(写真は上が20mm、下が14mm域で撮影。)
KT中野ビルから新井薬師公園、さらに新井薬師梅照寺まで、歩きながら撮影されてはいかがでしょうか?
お越しの際は是非、KT中野ビル2Fサービスショップへもお立ち寄り下さい。