カーキ色の製品をデジタル一眼レフカメラで撮影しました。
朝日が窓から差し込む社内の簡易撮影エリアで、照明器具もなしに撮影したのでちょっと暗かったかも…?と確認もそこそこに自分のデスクに戻りパソコンで画像を改めて見てみると…
あれ?こんな赤茶けた色だったっけ?なんか印象が違うんですけど…(ちなみにこの製品は現在販売していません。)
違うといっても、このブログをご覧の皆さまには何が違うのか実際の商品と見比べることができないので伝わらないかとは思いますが、違うんです!
ホワイトバランスがおかしいのかと思ってマニュアルでホワイトバランスを取ってみたけど、結果は変わらず…。
カーキ色、と一口に言ってもいろんな色があります。
確かにこういう茶色をカーキ色と呼ぶこともあるでしょう。
しかし、この商品の色はこんな色ではないんです!
ほんのちょっと「緑」がかっているはずなんです。この写真からは緑っぽさが全く感じられない…しかもなんだか赤っぽい。実際には赤っぽさはほとんど無いはずなのに…
すると、社内のどこからか声が聞こえてきます。
「そんなときには『DR655』フィルターを使うといいよ~」
そうか!そういえばそんなフィルターがありました!
“…グリーン系の色がグレーや赤茶色に写ったり、青紫色の花の色が赤紫色に写ってしまう近赤外線の影響を防ぎます。…”
まさに今の状況じゃないですか!
近赤外線…??についてはおのおのお調べいただくとして…
(ざっくりこの記事で必要な分だけ説明すると、近赤外線は人の目には見えないけど、デジカメには写ってしまうのです。)
これがDR655…
WEBページに載っている製品写真ではフィルターの色は青っぽいのですが、傾きを変えるとうっすらピンクにも見えます。
それでは装着して、再度カスタムホワイトバランスの設定をして、いざ撮影!
(※DR655製品ページにも掲載していますが、中望遠域(35mm判換算で70mm以上)の焦点距離のレンズでご使用下さい。また、デジカメではフレアが出やすいので注意してください。)
そして撮影した写真がこちら!
赤みが少なくなり、ほんのりと緑っぽさが出てきました。かなり実物の色に近づけることができましたよ!
というわけで、こんな時はDR655フィルター、思い出してください。
なお、被写体やカメラによっては期待通りの効果が出ないこともありますのでご了承ください。
ちなみに、CC(色補正)フィルターや、Photoshopでの「レンズフィルター」効果ではこの赤みは消せませんのでご注意を!
(WEB担当:A)