ケンコーフィルター作例|ワンランク上の写真を撮るフィルターの使い方 - 金子 美智子

金子美智子 感動的な日の出の写真の撮り方

感動的な日の出の写真の撮り方

古来、日本は「日出づる国」と呼ばれていました。
日の出に対する日本人の思いは古来より変わらなく、日の出は日本人の心の原点のように思います。 何も宗教を持たない者でも朝日に向かって祈るように手を合わせます。
日本列島は南北に、そして東西に弓なりになった日本は、多数の風景写真の撮影ポイントに恵まれています。その中で、とりわけ日の出に対する思いはひとしおです。
日の出は、一日の自然の営みの始まりです。 日の出と共に地上のすべての営みが始まり、日の出と自然とが織り成す美は人の心をつかんで離しません。 夜明け前、朝焼けの赤・紫・オレンジ・濃紺と微妙なグラデーションの濃淡の色はとても美しく心惹かれます。日の出は勢いがあって未来を感じさせ、夕日に無い美しさが朝日にはあります。

日の出は、わざわざ遠くに行かなくても撮ることができます。 都内からですと、九十九里浜まで行けば、水平線から昇る日の出を見ることが出来ますし、伊豆の石廊崎に行けば、日の出も日の入りも撮影することができます。 そして、茨城県大洗海岸、磯前神社の岩の上の鳥居の中の空間は、お正月に初日の出が昇り始める方向に向いています。 そのようなこともあって、私は、お正月には茨城県の大洗海岸に初日の出を撮影に行きます。 大洗海岸の海の中に立つ大磯神社の鳥居の前に夜明け前からスタンバイし、夜明け前に海上を行き来する漁船の軌跡を入れた朝焼けのグラデーション。 水平線から上がる、日の出の瞬間。 自然と心の中で合掌をし、祈りの気持ちで一杯になるこの時間は、心は無の世界に入り心安らぎ至福の風景に出会います。 日の出は同じ場所でも二度と同じ太陽は出ません。毎回見ることに感動の心を震わせます。


感動的な日の出を撮るため 日の出撮影の基本&テクニック

日の出撮影の基本

1. 日の出撮影をする前に
日の出の撮影には、まず撮影したい場所を決めます。撮影に出発する前に撮影地などの情報を入手します。

2. 初めて撮影場所の場合
インターネットやガイド本、撮影先の観光協会にて情報を入手したほうがよいでしょう。 特に初めての撮影地の場合は、できれば前日に撮影現場のロケハン(下見)をしておくことがベストと考えます。 ロケハンをすることにより、当日慌てることなく準備が出来ます。

3. 日の出の撮影地が海の場合
日の出の撮影地が水平線から上がる海の場合は、事前に潮の満ち干を調べておくことが必須です。 潮の満ち干の関係で、思いがけなく岩場などが水面から出ていたり、波しぶきを期待して行っても引き潮で波がないと行った状況だったりと、潮の満ち干で撮影現場は変わってしまいます。

4. 撮影地には何時に着くことがベスト?
出来れば撮影地には、日の出時刻の1時間前には現地にはついていたほうがよいです。 朝焼けの美しいシーンを逃がさないためには、現地についてすぐカメラをセットしましょう。 朝焼けは、まだ少し暗いと感じていても、肉眼で見ている以上に写真上でハッキリと朝焼けのグラデーションが写しだされます 。

5. 日の出の時刻と方位・そして天候
日の出撮影には基本となる、最も大切な情報は、日の出の時刻と日が昇る方向、そして撮影地の天候です。これらをあらかじめ出発する前に情報を入手しておき、知っておくことが必須です。 初めに、日の出の撮影は撮影地の天候を調べ、太陽が何時にどの方向から昇ってくるかを調べることが重要です。 事前に撮影する場所の日の出の時刻と方位を知っておくことは 撮影地で慌てずスムーズに日の出の撮影をするキーポイントとなります 日の出の方位を知るには、天文ガイドやインターネットや新聞などで調べると良いでしょう

このホームページ(全国初日の出スポット)にて初日の出の時刻と方角を確認してください。 日本全国の各地の日の出の時間には差があります。北海道と九州では、日の出の時間には大きく差がありますが、方角については、日本各地ほぼ同じ方位になります(誤差は1~2度程度) 今までは、日の出撮影する現場に行って『どこから太陽が出るかわからない』『とりあえずこの辺かな~』という感じで、不安になりながらもカメラをセットしていました。 そして事前に現地に行き、どのあたりから太陽が昇るか、太陽の出る方角を事前調査の下見が大切でした。 しかし、ここで紹介する『Do・Nature オイル式コンパス KC-04(方位磁石)』は下見が出来ない場合や初めての場所でも、どの方角から太陽が出るか、事前に日の出の時間と角度さえ情報を入手していれば、初めてのところでも、日の出の位置を確認することができる優れものです。 他に、「サンガイドRV」は簡単な日の出・日の入りがスケールに表示されているもので、地図上にて事前に日の出の方向が確認できます。

日の出の方位は、日々変わっています。日の出の位置は、12月から6月の半年間で60度近く日の出の位置が変わり、1年間で1往復することになります。 日の出の方角は、昼と夜の長さが同じの春分の日(3月21日)が真東。その後徐々に北側へ移動し夏至(6月21日)でもっとも北に行き、それから徐々に東に戻って秋分の日(9月23日)でまた昼と夜の長さが同じになり、今度は南側に移動して冬至(12月22日)でもっとも南にいき、再び東へと戻っていきます。

太陽の昇る位置は毎日少しずつ変化しますので、同じ撮影地に立っても季節が違えば日の出の位置も違ってきます。

6. 日の出を撮るときのカメラは?
カメラの種類には、コンパクトデジタルカメラ、一眼レフデジタルカメラ、フイルムの35ミリ一眼レフカメラ、中判カメラ、大判カメラとさまざまなものがあり、「このカメラじゃないと絶対撮れない」ということはありません。 それぞれ、どんな写真を撮りたいのかによって、使用するカメラは変わりますが、まずは持っているカメラで撮影にチャレンジしてみましょう。

 

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