西平英生Tokinaカメラレンズ作例 - AT-X 16.5-135 DX


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AT-X 16.5-135 DX

ワイド側の画角を広げて登場 トキナーの高倍率標準ズーム

AT-X 16.5-135 DXその圧倒的な便利さで、多くのデジタル一眼レフ(APS-C機)ユーザーに愛用されている交換レンズが高倍率標準ズームだ。各社から18~200ミリや18~250ミリなどが発売されていて人気だが、2009年春、トキナーから発売された高倍率標準ズームはワイド側の焦点距離を16.5ミリに設定した16.5~135ミリF3.5-5.6。
既存の高倍率標準ズームのワイド側の焦点距離がすべて18ミリなのに対して、トキナーは16.5ミリに設定することで差別化を図っている。

高倍率標準ズームはテレ側の焦点距離が200ミリから250ミリ、250ミリから270ミリにと、ますます長焦点化しているが、トキナーは逆にワイド側の画角を広げることで、標準ズームとしての使い勝手の良さを増そうという作戦だ。標準ズームとしてテレ側を重視するかワイド側を重視するかという問題だが、こうした新スペックのレンズの登場がレンズ選びの選択肢を広げてくれる。

焦点距離16.5ミリ(35ミリ判換算約25ミリ相当、ニコン用の場合)と18ミリ(同27ミリ相当)。レンズ1本分までの違いはないが、室内での撮影や都市風景やスナップ撮影などでは、この1.5ミリの違いに思った以上の価値がある。日頃、ワイド側で撮影することの多いユーザーなら、18~200ミリなどよりも画角が広い16.5~135ミリのほうが、標準ズームとしては効果的といえる。


 

Index

 

作例01

焦点距離16.5ミリ(35ミリ判換算約25ミリ相当)で使用、絞り優先AE(絞りF8)、ISO800、WBオート、ニコンD300で撮影


About

既存の高倍率標準ズームよりもワイド側の画角を広げた、ワイド重視の高倍率標準ズームがトキナーの16.5~135ミリF3.5-5.6だ。こうした室内撮影や都市風景では画角の広さがより有効に働く。

 

作例02

焦点距離16.5ミリ(35ミリ判換算25ミリ相当)で使用、絞り優先AE(絞りF8、-0.7補正)、ISO200、WBオート、ニコンD90で撮影


 

焦点距離16.5ミリ(35ミリ判換算25ミリ相当)で使用、絞り優先AE(絞りF8、-0.7補正)、ISO200、WBオート、ニコンD90で撮影


About

ニコンD90にトキナーの16.5~135ミリを装着して出掛ける。レンズの最大径が84mmもある太めのレンズだが、ボディとのバランスは悪くない。写真はイベント会場でのスナップだが、35ミリ判換算で約25ミリ相当となる画角の広さと描写力が威力を発揮してくれる。

 

作例03

焦点距離16.5ミリ(35ミリ判換算約25ミリ相当)で使用、絞り優先AE(絞りF8)、ISO200、WBオート、ニコンD300で撮影


 

焦点距離135ミリ(35ミリ判換算約202ミリ相当)で使用、絞り優先AE(絞りF8)、ISO200、WBオート、ニコンD300で撮影


About

スポーツ撮影では多くの場合、望遠ズームを持ち出すことになるが、今回はトキナーの16.5~135ミリを使ってトライアスロン世界選手権シリーズ横浜大会の撮影を楽しむ。写真は横浜の街角を疾走するバイク(自転車)競技をワイド端の16.5ミリ(35ミリ判換算約25ミリ相当)とテレ端の135ミリ(約202ミリ相当)で撮影したカットだ。こうした撮影が1本のレンズで楽しめるのだから、高倍率標準ズームの便利さは圧倒的だ。

 
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