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窒化チタンコーティングのよくある質問

窒化チタンコーティングとはどのような物質ですか
A.真空装置内でチタンに窒素だけを化合させた金属です。窒素を結合させる事で安定した状態になり、一般環境下で膜の構造が変わることはほぼありません。
どのような環境で使用されますか?
A.機械部品として摩擦摩耗向上や離型性向上の目的で使われていますが、最近では医療用分野、航空宇宙分野、食品加工分野、装飾分野でも多く使用されています。
基材に対して密着性の相性はありますか?
A.基板の材質や表面の粗さ、洗浄度は非常に影響してきます。特にガラス材への密着性以外は大方の材質には対応可能です。密着性が確保できない場合にはバインダー層を設けることで密着性を向上させる事が可能です。樹脂製品は材質により密着性を確保できない場合があります。
人体への害はありますか?
A.食品業界、医療業界等でも多様されている技術であり一般環境下での使用にあたり、特別人体に害を与えることはほぼありません。
価格帯はどれくらいですか?
A.弊社装置では、通常サイズで高さ1400mm×幅1200mm×奥行200mmの成膜処理を行っております。装置自体が大きい為、1回の処理で基板の数量がいくつ入るかによっても金額は変動致しますが、数量を一つとした場合2~50万円程度を参考にご検討いただければと思います。材質・形状によっても変動致しますので、まずはご相談ください。
離型性膜は何度まで対応できますか?
A.物性特性上600度前後の環境まで使用可能です。※耐久性に関しては温度や条件にり大きく異なります。
断面はどのような構造になっていますか?
A.AIPの断面は連続式の装置のためTiN膜が数層重なったような状態になります。膜質としては窒化性の高いTiN膜と低いTiN膜が交互層「になるため、靭性に優れたTiN膜をご提供できます。HCDの断面は基本的には1層の一様なTiN膜となっております。靭性が必要な場合にはTi膜を初層に設ける事があるため2層になる事がございます。
ドロップレットはどの程度ですか?
A.一般的にAIPでは100μm程度とされておりますが、弊社AIPは30μmまで抑えることができます。また、HCD法では10μm程度となり、さらに滑らかな膜表面をご提供できます。
プレス加工等の負荷がかかる部品にも成膜可能ですか?
A.窒化チタン膜はとても硬度のあるためプレスのような大荷重かかるか環境においても効果を発揮できるかと思われます。

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