萩原和幸

トキナーレンズでポートレート


AT-X 116 PRO DX

AT-X 116 PRO DX35mm換算で約17.6~25.6mm(キヤノンEOS/APS-Cサイズセンサー搭載機時)相当となる、開放値F2.8の大口径超広角ズームレンズだ。

ポートレートでは広角レンズ特有の歪みを考えると、使用には慎重になる。しかし、広角レンズを使い、ダイナミックで大胆な構図にも挑戦したくなるものだ。AT-X 116PRO DXは約17.6~25.6mmという超広角、しかもズーム全域F2.8 なので、そのボケ味をポートレートに活かしたくなるキモチにさせる。

各収差は良好に補正されており、色抜けも良い。この1本で、屋外で風景を取り入れながらの撮影はもちろん、暗く狭い屋内での撮影でも重宝する。コンパクトな作りで、機動性に富んだAT-X 116PRO DXはカメラのクラスを選ばずにマッチする。1台のカメラに付けっ放して、広角らしいスパイスの効いた作画のポートレートを目指すのも面白い。


 

Index

 

作例01

About

大胆におおきく構図に取り入れた窓、キッチンの上に上がり、ちょっとやんちゃな可愛らしさを狙ってみた。肌色の色再現も良好で背景のボケも自然。狭い屋内で自然な広がりを創り出せる超広角ズームのAT-X 116PRO DXは威力を発揮する。


Canon EOS7D 絞りF4.0 1/200秒 ISO200 WB:オート RAW


 

作例02

About

芝いっぱいの河川敷で、彼女を追いかけて二人で駆け回る。絞りはF2.8開放で背景はボケを優先し、彼女が浮かび上がるようにした。すきに動いてもらっている分、表情もやわらかい。要求したのではなかなか出来ない、動きのあるポーズを捉えることが出来た。


Canon EOS7D 絞りF2.8 1/800秒 ISO100 WB:オート RAW


 

作例03

About

お互いに動きながらの撮影は、思わぬ表情を狙うことが出来る。彼女がとても楽しんでいる様子で溢れている。全身を入れての動きながらのカットは広角レンズが得意。11~16mmという焦点距離は思っている以上に大胆な画角。僕もそれを楽しみながらシャッターを切った。


Canon EOS7D 絞りF5.6 1/800秒 ISO100 WB:オート RAW


 
モデル:夏乃美菜(公式ブログ http://ameblo.jp/natsunomiina/
芸映プロフィール:http://www.geiei.co.jp/natuno.html
 
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