ケンコー・トキナースタッフブログ


5/13(土)愛知県岡崎市「ホタルヤ」でセミナー開催!

 
Posted:2017.05.11 ブログを購読

5月13日土曜日、14時から16時半まで、愛知県岡崎市「ホタルヤ」にて、トキナーレンズ+角型フィルター、そしてスリック三脚のセミナーを開催します。

特に角型フィルターの作例を豊富に紹介し、皆様の撮影の参考となる内容とします。

参加費は1,000円です。



場所:
〒444-0801
愛知県岡崎市美合新町16-17

「ホタルヤ」


ご参加申し込みは、下記へ

電話
0120-753-357
0564-53-4560

講師:田原 栄一

株式会社ケンコー・トキナー チーフデモンストレーター
全国でフィルターや三脚、レンズ等のセミナー活動、研修等を行う。
ケンコー・トキナー公式YouTubeチャンネルでも活躍中!

(文:広報・宣伝課 田原 栄一)

 

ハーフNDフィルターで明暗差を作り出す!

 
Posted:2017.05.03 ブログを購読

ハーフNDフィルターといえば「白飛び・黒つぶれをなくし、写真上再現されないところを再現するフィルター」と一般に理解されています。果たしてそうでしょうか。

先日、長野県飯田市の桜撮影スポット、との紹介で「増泉寺」を訪れました。

見事な樹齢350年というしだれ桜があり、お寺の門とともに撮影をしていました。

門を横切る子供とともに捉えたのが、効果フィルター未使用の写真です。

 

 

DSC_1767.jpg

 

トキナーAT-X 12-28 F4 PRO DX  1/50秒 F11 22mm域(35mm判換算33mm) ISO100

 

ただ、このときにもたくさんの写真家が周りにいて

「増泉寺という看板が新しくって目立って残念」

「フォトショップで加工しなきゃ」

といった声も聞こえてきました。

 

ここでひらめいたのが、ハーフNDを逆に使う方法です。

 

 

DSC_1771.jpg

 

トキナーAT-X 12-28 F4 PRO DX  1/20秒 F11 22mm域(35mm判換算33mm) ISO100

コッキンNUANCES GND8S使用

 

GND8300.jpg

 

ハーフNDを上下逆に使い、山門のところを暗く演出しました。

 

写真だけを見ると、撮影時間が異なるように見えますが、実際は効果フィルター未使用のカットを17時20分に撮影、NUANCES GND8Sを使用して撮影したのが17時22分とわずかな時間差です。

 

参考例

 

DSC_1769.jpg

 

トキナーAT-X 12-28 F4 PRO DX  1/20秒 F11 22mm域(35mm判換算33mm) ISO100

コッキンNUANCES GND4S使用

ハーフNDを上下逆に使い、山門のところを暗く演出しようとしましたが、うまくいきませんでした。

 

ハーフNDは明暗差の調整フィルター。今回は発想の転換といった使い方でしたが、ぜひ皆様も撮影現場でいろいろ試していただければと思います。

 

2017年4月21日「角型フィルター活用術」セミナーの内容から抜粋。

(写真・文:広報・宣伝課 田原 栄一)

 

C-PLでなくハーフNDを使う場面

 
Posted:2017.04.30 ブログを購読

青空と桜、といったシーンでは、青空をより青く、桜をより鮮やかに、色彩コントラストを出すためにC-PLフィルターを使う、といったことが多いようです。ところが、C-PLフィルターは広角レンズと組み合わせると、太陽の位置関係で効果が不十分だったり、空の青さにムラが出たり(偏光ムラ)することがあります。そのような場合の解決策、さらにケンコーハーフNDプロフェッショナルとコッキンNUANCES GND4Sの比較もご覧いただければと思います。

「アルプスの丘公園」の情景

・効果フィルター未使用

 

DSC_1704.jpg

トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX  1/1250秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100

晴れているのに少し雲は多め。ストレートに撮ってみると、桜やお願いして立ってもらったモデルは見た印象よりも暗く感じました。

 

・PRO1D Lotus C-PL使用

DSC_1705.jpg

トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX  1/400秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100

C-PLの使用は空の青さや桜の鮮やかさを期待してのことでしたが、効果はごくわずか、右上の空が少し青くなった程度。太陽が左側にあることに起因し、空の色が異なる「偏光ムラ」の状態がわずかに出ています。

使用フィルター「PRO1D Lotus C-PL

 

Lotuscpl.jpg

 

 

ケンコーハーフND4 PRO

 

DSC_1707.jpg

トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX  1/400秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100

空のトーンは暗めに落ちて青く見せることができ、桜も明るく見えて狙い通りに近い効果。ただ、ND部と透明部の境目がはっきりしたタイプを使用したので、写真上もやや不自然な感じがあります。(絞りを開き目にしており、境目がはっきりわからないように考えてはいますが)

使用フィルター

ケンコーハーフND4 PRO

 

HND4.jpg

 

 

 

 

コッキンNUANCES GND4S

 

DSC_1709.jpg

トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX  1/500秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100

NUANCES GNDのなだらかなグラデーションにより、自然に明暗差をつけて、桜の部分を明るくしながら、空のトーンを出すことに成功しています。

使用フィルター

コッキンNUANCES GND4S

GND4S300.jpg

 

 

コッキンNUANCES GND8S

 

DSC_1711.jpg

トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DX  1/500秒 F5.6 20mm域(35mm判換算30mm) ISO100

NUANCES GNDのなだらかなグラデーションにより、自然に明暗差ながらND8のためより空のトーンを強く描写できました。

使用フィルター

コッキンNUANCES GND8S

 

GND8300.jpg

 

 

空のトーンを引き出しながら、下の部分の風景をやや明るく見せるという、わずかな明暗差コントロールにハーフNDを使いました。お手頃価格の「ケンコーハーフNDプロフェッショナル」は、境目がはっきりしているので、絞り値の設定にも気を使いますが、コッキンNUANCES GNDなら、意識せずに自然なグラデーションで、写真の明暗を調整できます。より自然な描写を求める方にオススメです。

2017年4月21日「角型フィルター活用術」セミナーの内容から抜粋。

(写真・文:広報・宣伝課 田原 栄一)

 

 

コッキン「Z121M」と「NUANCES GND4S」を比べてみました!

 
Posted:2017.04.28 ブログを購読

フランスのフィルターメーカーで、角型フィルターのラインナップに定評がある「コッキン」は長年、プラスチック製のハーフNDフィルター(グラデーションフィルター)を作り続けてきました。高精度な光学プラスチックを使い、染料による染色技術で様々な種類のフィルターをラインナップし、高い評価を得てきましたが、2016年秋に満を持してガラス製のフィルターシリーズ「NUANCES」の一つとして、ハーフNDフィルター(グラデーションフィルター)のシリーズを発売しました。NUANCES GNDシリーズです。そこで、コッキンフィルターの中でずっと定番である「121M」のうち、Lサイズ(100mm幅)の「Z121M」と、同等濃度の「NUANCES GND4S」を同じ場面で使って比較しました。

Z121M.jpg GND4S.jpg
コッキンZ121Mのサイズ違い「A121M」 コッキンNUANCES GND4S

まず使う前にプラスチック製とガラス製のメリット、デメリットを整理すると

 

プラスチック製(コッキンクリエイティブフィルター)

プラス面

・バリエーションが豊富

・軽量

・お手頃価格

マイナス面

・染料のロットによる色味の差がどうしても出る

・傷が付きやすい

・染料が褪色するため、PLフィルター同等の使用期限(約7年)がある

・ガラス製に比べるとフレアやゴーストが出やすい

 

ガラス製(コッキンNUANCES)

プラス面

・色の精度が高い

・コーティングによりフレアやゴーストが抑えられている

・傷が付きにくい

・褪色がなく長持ち

マイナス面

・バリエーションが少ない

・高価

・重い

 

といった点が挙げられます。コッキンNUANCESフィルターは、製品自体が高価なものの、製品自体が傷つきにくく長持ちするため、使用機会が多くて長く使えば、十分元が取れるのかも知れません。

それでは、早速使い比べた結果を見てみましょう。

 

日が昇った海の光景

・効果フィルター未使用

 

DSC_2276.jpg

 

トキナーAT-X 17-35 F4 PRO FX 1/500秒 F4 20mm域 ISO100

日がだいぶ上がっている状況で空の明るさがかなり明るい状況です。

 

・Z121M使用

 

DSC_2278.jpg

 

トキナーAT-X 17-35 F4 PRO FX 1/500秒 F4 20mm域 ISO100

露出値は効果フィルター未使用のものと同じですが、空の明るさが抑えられ、雲の様子なども見えるようになりました。広角レンズでの撮影ですが、ハーフNDの境目もグラデーションで自然にわからなくできています。

 

・NUANCES GND4S使用

 

DSC_2285.jpg

 

トキナーAT-X 17-35 F4 PRO FX 1/800秒 F4 20mm域 ISO100

太陽が上がっている中なので、露出値が変化しています。NUANCESのほうが空の色味がニュートラルに、Z121Mの方が青く見えます。これは染料のロット差があるので、必ずしもブルーになる傾向というわけではありませんが、NUANCESのほうがニュートラルな色傾向です。広角レンズでの撮影ですが、ハーフNDの境目もグラデーションで自然にわからなくできています。

 

岩場の情景

・効果フィルター未使用

 

DSC_2292.jpg

 

トキナーAT-X 17-35 F4 PRO FX  1/160秒 F11 22mm域 ISO100

見た目はもっと岩場に光が当たって輝いているように見えるのに対し、撮ってみると暗い、という印象。見た目の印象に合わせるため、ハーフNDで調整してみました。

 

・Z121M使用

 

DSC_2294.jpg

 

トキナーAT-X 17-35 F4 PRO FX  1/40秒 F11 22mm域 ISO100

ハーフNDフィルターを縦に使い明暗差を調整、岩場を明るく「輝いた」ように調整しました。Z121MはソフトグラデーションのハーフNDとはいえ、砂浜部分で境目が見えます。また、中央やや右寄りにオレンジ色のゴーストが出ています。

 

コッキンNUANCES GND4S

 

DSC_2299.jpg

 

トキナーAT-X 17-35 F4 PRO FX  1/50秒 F11 22mm域 ISO100

Z121M同様に縦方向に使った明暗差調整です。Z121Mで見られたゴーストはなく、コーティングの効果が出ています。境目もなだらかで自然。色味もZ121Mがこのカットと比べればやはり少し青いようです。

 

フィルター自体の価格差が3倍以上もありますが、色味のニュートラルさやゴーストへの対策など、やはり最新のガラス製フィルターとしてのNUANCESの良さが出ています。とはいえ、Z121Mのお手頃価格も魅力に感じる方もおられるでしょう。いずれのフィルターも写真表現を大きく拡げてくれます。ぜひ製品を店頭でご確認下さい。

 

2017年4月21日「角型フィルター活用術」セミナーの内容から抜粋。

(写真・文:広報・宣伝課 田原 栄一)

 

飯田で見つけた花をAT-X 14-20 F2 PRO DXで。

 
Posted:2017.04.23 ブログを購読

 

DSC_1776.jpg

4月15日、飯田のセミナーの帰りに飯田の町中でみかけた花。

トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DXをマニュアルフォーカスにセットし、最短撮影距離の0.28mにピントリングをセット。身体を前後させてピント位置が合うようにセットしました。

APS-Cフォーマットの14mm(35mm版換算で21mm相当)という超広角でも、開放絞りのF2なら、ピントが浅く、ピント合わせも大変。でも、素早くマニュアルフォーカスに切り替えて、レンズと被写体の距離で調整すれば、スムーズにピント合わせができます。トキナーAT-X 14-20 F2 PRO DXなら、ワンタッチフォーカスクラッチで簡単にマニュアルフォーカスにセットができるとともに、ピントリングの動きもマニュアルフォーカス専用レンズのように滑らかです。

(写真・文:広報・宣伝課 田原 栄一)