桜が咲いたと思ったら、もうほぼ散ってしまった今日この頃。
でもよく見てみるとまだ花が残っている桜が・・・
中望遠レンズながら最短撮影距離が1mと寄れるのも魅力です。花や風景の撮影にもオススメです。
<写真・文:広報・宣伝課 田原 栄一>
今週は桜もほぼ終わり。
柏市のカタクリ群生地が、カーナビによると自宅から10数分のところというので、数年ぶりに出かけることにしました。ただ、保存のため柵があること、下から見上げる角度で撮るよりも、奥の方の花が狙いやすい・・・と以前撮ってみたときの経験から、超望遠レンズを選択しました。
とはいえ、駐車場から坂を上がるポイントですので、軽量な超望遠・・・ということで、Kenko MILTOL 400mm F6.7 EDをセレクト。マニュアルフォーカスですが、三脚を立ててじっくりライブビューでピント合わせをすればAFでなくてもOKでしょう。
MILTOL 400mm F6.7 ED。1,560gで持ち運びはそれほど困難でないのが利点。最短撮影距離は4mですが、今回の撮影場所では十分かと。
MILTOL 400mm F6.7 ED 1/100秒 ISO-200
状態のいい花を見つけ、さらに背景の光を意識して撮影しました。(横には枯れたのが入ってしまいますが・・・)
MILTOL 400mm F6.7 ED、Zeta C-PL使用(上下とも)
上 1/100秒、下1/80秒 -1.0EV(共通) ISO-200(共通)
PLフィルターで背景の葉の反射の印象を調整しました。上は見た目より「葉がテカっている様子」、下は「葉の反射を抑えた」ものです。
この撮影地は近くに駐車場もあり、撮りやすいので、今度はもっといい時期に行きたいと思いました。
http://www.city.kashiwa.lg.jp/soshiki/280400/p001426.html
レンズベビーベルベット56 F5.6 1/60秒 ISO100
レンズベビーベルベット56はマニュアルフォーカスです。来た電車に合わせて流し撮りしました。予めピントを合わせる「置きピン」のため、マニュアルフォーカスであるデメリットは感じません。絞りをF5.6まで絞るとソフトフォーカスではなくなります。
東京から近いローカル線という印象の流鉄流山線。
終点の馬橋と隣の駅の幸谷の間、線路に沿って桜が満開なので、早速撮りに行きました。
今回はトキナーAT-X 14-20 F2 PRO DXとAT-X M100 PRO D、レンズベビーベルベット56の3本、さらに三脚は背の高さを優先した「スリック プロ 500 LE5」を用意しました。
桜をソフトに撮るならソフトフォーカスレンズ、と思ってセレクトしたのがこのレンズ。昨年6月の発売のため、桜を撮るのは初めてということになります。
F2.0 1/640秒 ISO100
開放絞りF1.6のベルベット56ですが、わずかに絞ってF2.0でもかなりのソフトフォーカスです。桜と電車の組み合わせを狙いました。
レンズベビーのベルベット56は絞り設定によってソフト描写が異なってきます。撮影距離等によっても異なるので、一例としてご覧ください。
3つのレンズがそれぞれ楽しめた撮影となりました。桜の季節、ぜひトキナーレンズやレンズベビーで撮影を楽しんでみてはいかがでしょうか?
<写真・文:広報・宣伝課 田原 栄一>
ケンコー・トキナーの本社、KT中野ビルは、桜並木がずっと連なる中野通りに面しています。2016年は4月1日から3日が地元の「中野通り桜まつり」。祭りが開催されるのは、KT中野ビルから徒歩で10分ほどの新井薬師公園。そこで桜の姿を追って、そこまで歩いて撮影することにしました。
街中での撮影のポイント
トキナーでのオススメは「AT-X M100 PRO D(ニコン用またはキヤノン用)」。
画角が広いと桜が「まばら」な感じに写ります。
一方で人間の目で凝視したときの感覚は、80mm~100mmくらいの中望遠に近い、といわれています。また、望遠レンズの「圧縮効果」によって、前後の距離が短く感じられ、被写体のボリューム感が出ます。そこで、桜のボリューム感を出すには、100mmクラスがいいでしょう。(今回の作例はAPS-Cフォーマットのデジタル一眼レフを使用しました)
桜の色が出にくいときの撮影方法
・曇り空のときは、ホワイトバランスを積極的に曇天や日陰として、温調の色味を強調します。
・裏技としては、1Bスカイライトフィルターを2枚重ねにし、ピンク色を着色する方法もあります。この写真は1Bスカイライト2枚重ねで使用しました。
桜をふんわりと表現できる、ソフトフィルター。
街中で桜をアップで撮影しました。曇り空だったので、建物を背景に撮りました。
ソフトフィルターには、光のニジミによるソフト効果を使った「PROソフトン」「ソフトンスペック」と、画面全体を白っぽくすることで、霧の中のような雰囲気を出す「フォギー」があります。
強く色づけする「トワイライトレッド」フィルターを使いました。
桜と周囲の雰囲気の両方を撮るなら「北野神社」と「新井薬師 梅照院」
北野神社での一枚。「AT-X M100 PRO D」を使いました。
100mmの画角で、背景の写る範囲を狭くし、桜のボリューム感を出しました。
落ちた花と周囲の雰囲気を一緒に。(トキナー AT-X 14-20 F2 PRO DX)
梅照院の中では、桜とともにお寺の雰囲気をワイドレンズで一緒に撮影することができます。
いずれも「トキナー AT-X 14-20 F2 PRO DX」
狭い境内でも、建物と桜の両方を画面に納めることができます。(写真は上が20mm、下が14mm域で撮影。)
KT中野ビルから新井薬師公園、さらに新井薬師梅照寺まで、歩きながら撮影されてはいかがでしょうか?
お越しの際は是非、KT中野ビル2Fサービスショップへもお立ち寄り下さい。
10月の土曜日、絶好の運動会日和でした!
息子の運動会での活躍を撮るべく、EOS60DとEF-S55-250mmを用意。
しかしながら、運動会はグラウンドに入って撮影できないものですし、撮影場所も限られます。
念のため、望遠レンズをより望遠にできる「テレプラス」を用意しました。
用意したのは「テレプラスHD 1.4X」。本来は望遠専用設計の「PRO300」がありますが、EFSレンズに対応するのは、この「HD」しかありません。そのため、これをセレクトしました。
https://www.kenko-tokina.co.jp/imaging/eq/eq-digital/step/4961607445273.html
競技の綱引きが始まった、聞き撮影できる地点に移動したところ・・・