Tokina AT-X242AF (24-200mm F3.5-5.6)|トキナーレンズ担当者のぼやき
銀塩フィルム時代、レンズ専業メーカーはダブルズームキットを作り、各カメラメーカーのボディとセットしてカメラ専門店、量販店を中心に販売していた時期がありました。
レンズ専業メーカーとして、次の一手として、1本で広角から望遠までをカバーするレンズ交換をしなくてよいメリットを前面に出した高倍率ズームを業界に先駆けてT社さんが、開発、発売し、多くのユーザー、販売店から支持を受け、交換レンズの新しいカテゴリーを確立してしまい、S社さん、純正メーカーも追従するほど、影響力を増して行きました。
T社さんの28-200 F3.5-5.6。
コンパクトにまとまった、通常の使用には十分な性能を持った良いレンズでした。
トキナーも指を咥えていたわけではないですが、高倍率ズームでは過去痛い目に合っていたんですよ。90年代後半に発売したAF353 (35-300 F4.5-6.7)。最短撮影距離2.5m、重さ680gというスペックのレンズ。これとAF193 (19-35 F3.5-4.5)とセットで売れば、19mm~300mmまで2本で済むね・・・・・と。ええ、まあ、多くは語りませんが。
長年、製品企画をしていると「天の声」ってあるんです。宮仕えの経験のある方は、察してください(苦笑)
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