CORNFORD(コンフォルド) 開発者インタビュー

CORNFORD(コンフォルド) 開発者インタビュー

全世界で新しい生活様式を余儀なくされ、以前までの生活から働き方やレジャーに至るまで、あらゆる行動をアップデートし、「新たな常識」 "ニューノーマル時代" を切り拓きながらの毎日。
この "ニューノーマル時代" に、満を持して誕生した新ブランド Hessen(ヘッセン)「CONFORD(コンフォルド)シリーズ」が、どのような想いで作られ、どのようなアドバンテージを備えているのか、開発担当者が語ります。

まず、PCバッグの市場動向について教えてください。

柄澤:新しい暮らしの中で、働き方、通勤スタイルが多様化しました。在宅と出社が混在しているビジネスパーソンが多い印象です。テレワークの普及に伴い、PCの持ち運びに苦労している方々を通勤中よく見かけるようになりました。もれなく私もその一人でしたが(笑)。

PCだけでなく、その周辺機器(電源アダプター、マウス、ルーターや外付けSSDなど)も持ち運ぶので、これまでのショルダーバッグでは肩の負担も大きく、リュックタイプに買い替える人が増え、ビジネスリュックというカテゴリのアイテムが急増しています。数年前まではタブーだった「スーツにリュック」というスタイルも、今やそのスタイルがスタンダードになりつつあります。

カメラが趣味という開発者 柄澤氏

そういった中で、どういった狙いで開発されたのですか。

柄澤:私自身、写真が趣味ということもあり、いつでも写真が撮れるようにカメラと一緒に通勤しているのですが、最近はそれにプラスしてPCを持ち運べるようなカバンがほしいと思っていました。色々と探し回りましたが、通勤時に使えるようなデザインで、これといって惹かれるものがありませんでした。だったら、私がほしいバッグを作ってしまおうと。

なるほど、開発者の特権ですね(笑)。

新ブランド「Hessen」(ヘッセン)を立ち上げるにあたり、ブランド名やシリーズ名にも想いを込められたのだとか。

柄澤:そうですね。カメラバッグのブランド「aosta」(アオスタ)もそうなのですが、確かな技術と伝統のあるドイツの地名に由来してブランド名は「Hessen」(ヘッセン)にしました。
「CONFORD」(コンフォルド)もドイツのマイスター(職人)の名前に因んでいますが、私自身が彼のマイスター精神にとても感銘を受けています。
カメラバッグメーカーとして培ってきたノウハウをフルに活かし、この"ニューノーマル時代"に寄り添うように、使う側に立った使いやすさを念頭に置き、品質やデザインに反映させました。

ドイツケルン中央駅にて 撮影 柄澤

デザインコンセプトを教えてください。

柄澤:まず、ビジネス・通勤で使えること。
通勤方法が電車の他、自家用車、自転車など多様化し、少し前から通勤服もスーツがマストではなく、クールビズやオフィスカジュアルなど、ますます多様化しているので、どんなシチュエーションにもマッチするように。

次に、カメラも一緒に持ち運べること。
デジカメが主流になってからは、PCも持ち運ぶというフォトグラファーが増えました。
また、大事なPCやカメラなど、中に入れる荷物を衝撃からしっかり守れるような作りであること。やはりカメラバッグメーカーとして、ここは外せないです。

そして、ユニセックスで使えること。
通勤スタイルもそうですが、ここ数年でファッション性がより柔軟でより自由になったと感じています。カメラバッグ「aosta」でも数年前からこの流れを汲んで商品開発をしています。

具体的には?

柄澤:共通の仕様として、表生地にフェイクレザーを採用しました。
このシュリンクPUレザーは柔軟性があり、上品さを兼ね備えています。それに加えて撥水、防汚性に優れているので少しの雨なら中の機材が濡れる心配がありません。多少の汚れも軽く拭き取るだけなのでお手入れも簡単です。

裏生地には人気のカモフラージュ柄のブラックを使用しています。
見えないところにも気を遣うというか、そこを楽しめるように。気分も違ってきますよね。あと、バッグの内側が単調なのって、開けた時つまらないじゃないですか(笑)。

そして、背面は歩行時の衝撃を吸収するようにクッションと、通気性を良くするメッシュパッドを使用しています。どちらも背負っている時のストレスを緩和できます。

今回発売の5型ですが、それぞれのこだわりを詳しく教えてください。

※以下製品画像をクリックすると拡大してご覧になれます。

PCリュック

柄澤:13インチLaptopPCが入るのはもちろん、一眼レフカメラも収納できます。

一番のこだわりは、PC周辺機器を整理できるよう、ポケットをたくさん付けた所です。
在宅、オフィス、コワーキングスペースやシェアオフィスなど、いつでもどこでも席に着いたら効率良くセッティングして即仕事が始められるように、ワンアクションで出し入れできるよう配置にもこだわりました。

前ポケットは、ファスナーを開けるとさらに2つのインナーポケットを配置。 見た目はスリムですが、マチがあるのでマウスや外付けSSDを収納できます。

タブレットや小冊子など、頻繁に出し入れするものは背面サイドのB5サイズまで入るポケットに。電車内などの混雑時でもサッと取り出せます。

カメラバッグとして持ち運ぶときは、別売のインナーボックスを使うのがオススメです。
LUCEインナーボックスMサイズがぴったり収まるように設計してあるので、ぜひ併用してほしいです。
このインナーボックスは上フタ付きなので、フタを閉じてしっかり機材を守れますし、他の荷物と機材とを分けられます。

インナーボックス

インナーボックス
アクセサリーBOX

さらに、別売のATESSAアクセサリーBOXがSサイズ×1、Mサイズ×2も収まります。細々したアクセサリやガジェットを整理整頓して持ち運べます。このアクセサリーBOXは本当に便利で愛用しています。

アクセサリーBOX

PCスリムリュック

柄澤:わずか8.5cmの薄さなので見た目はスリムですが、たくさん収納できるよう工夫しました。2気室にすることで、まずは背中側で13インチLaptopPCをしっかり保護できるようにしました。ファスナー付メッシュポケットも配置してあります。

手前側の気室では5分割のインナーポケットとメッシュポケットでPC周辺機器を整理して収納できます。 ワンアクションで出し入れできるように配置にもこだわりました。

また、別売のATESSAアクセサリーBOXのSサイズが収まる設計です。ぜひ併用してカメラバッグとしても使ってみてください。

アクセサリーBOX

前面ポケットはA5サイズが入ります。長財布も収まります。背面にもポケットを配置しています。ショルダーベルトは取り外しできるようにしました。ワンショルダーバッグとしても使えるようになります。

PCクラッチケース

柄澤:中に入れる13インチLaptopPCをしっかり守れるよう、厚手のクッションを使用しています。オフィス内の移動時などにちょうどいいです。

前面ポケットはファスナーが隠れるデザインで、ハンドル部も同一生地のPUレザーにすることで上品さを損なわないようにしました。

クラッチスタイルは持ち運ぶ佇まいがスマートですよね。荷物が多い時などはハンドルスタイルで。ハンドル部もしっかりした作りなので、どちらのスタイルでも安心して使えます。

PCスリーブケース

柄澤:余計な装飾を一切省いて、インナーケースとして使いやすいよう、13インチLaptopPCが出し入れしやすいようにファスナーがないスリーブタイプにしました。
飽きの来ないシンプルなデザインですが、バイカラーにすることでアクセントを付けました。

GEARボディバッグ

柄澤:気楽にアウトドアで、都会的な装いにも馴染むミラーレス一眼が入るボディバッグです。中に入れる機材をしっかり守れるよう、厚手のクッションを使用しています。

カメラだけではなく、キャンプなどで様々なギアを入れるのにも便利です。
斜め掛けにすればボディバッグ、腰に巻けばウエストバッグという使い勝手のいいデザインに落とし込んでいますが、トレンド的に腰に巻くユーザーは少数派かもしれません。
天面ファスナーにはカードサイズのお財布が入ります。

最後にユーザーの方へ向けて一言お願いします。

柄澤:使う側に立った使いやすさに重点を置き開発しました。通勤はもちろん、お出かけバッグ、カメラバッグとして、是非毎日の生活の中で使っていただければ嬉しいです。

ありがとうございました。

CORNFORD商品情報