いつもの公園が、いつもと違って見えた by なかむらまりこ

いつもの公園が、いつもと違って見えた by なかむらまりこ

こんにちは。わが子写真家のなかむらまりこです。

普段、子どもたちと公園へ行くとき、私は28-70mmのレンズを使うことが多いです。
少し離れたところから遊んでいる姿を撮ったり、かわいい表情を大きく残したり。そんな撮り方も大好きなのですが、今回はいつもと少し違うレンズを持って、子どもたちと公園へ行ってきました。

今回使用したのは、APS-C用の超広角ズームレンズ「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 E」。
カメラはソニー α7 IVを使用し、APS-Cモードで撮影しました。今回の作例は、ほとんど11mm側(35mm判換算16.5mm相当)で撮影しています。

実際に撮り始めて、まず感じたのが、

「いつもの公園なのに、全然違って見える!」

ということでした。

遊具全体を入れた公園の写真

普段使っている28-70mmとは、ファインダーをのぞいた瞬間から見える世界がまったく違います。
遊具を大きく入れたり、空を思い切り取り込んだり。いつも遊んでいる場所なのに、「ここから撮ったらどうなるんだろう?」と、私自身がワクワクしながら公園を歩いていました。

子どもから離れず、一緒に遊びながら撮れる

今回使ってみて、私が一番楽しいと感じたのは、実は「広く写ること」だけではありませんでした。
それ以上に良かったのが、

子どもから離れずに撮れること。

子どもが遊んでいる姿を少し離れたところから撮るのではなく、私も一緒に遊具の中へ。
同じ遊具に登って、同じ場所にいながらカメラを構えます。

丸い遊具のすぐそばから子どもたちを撮った写真

この写真も、子どもたちのすぐそばから撮っています。
カメラに向かって手を伸ばしてくれるくらいの距離です。

こんなに近いのに、表情だけではなく、周りの遊具まで一緒に写すことができます。
目の前で楽しそうに笑っている子どもたちが、本当にかわいくて。

「写真を撮るために少し離れる」のではなく、

私も一緒に遊びながら、その時間を写真に残せる。

これは、実際に子どもたちと公園で使ってみたからこそ感じた、超広角レンズの大きな魅力でした。

遊具そのものを、構図にしてみる

超広角レンズを持って公園を歩いていると、いつもは背景として見ていた遊具そのものが、撮りたいものに見えてきました。

例えば、先ほどの丸い遊具。上からのぞき込むようにカメラを構え、丸い遊具の形をそのままフレームのように使っています。
何重にも続く丸の中に子どもたちが入る位置を探して撮影しました。

広角ならではの遠近感も加わって、いつもの公園で撮ったとは思えないような、ちょっと不思議で楽しい一枚になりました。

そして、こちらは橋を渡っているところ。

橋の手すりを入れて歩いていく後ろ姿

子どもの後ろをついて行きながら撮っています。
ここでは、橋の手すりや床のラインを大胆に入れてみました。

広角レンズで近くから撮ることで、手前は大きく、奥に向かうほど小さく写ります。
その遠近感を生かすと、写真にグッと奥行きが生まれました。

「子どもをどう撮ろう?」だけではなく、

「この遊具と一緒に撮ったら、どんな写真になるんだろう?」

そんなふうに考え始めると、いつもの公園が急に面白い撮影場所に見えてきます。

上から、下から。いつもの目線を変えてみる

超広角で撮るなら、ぜひ試してほしいのが、撮る高さや角度を変えてみることです。
立ったまま目線の高さで撮るだけではなく、思い切って上から撮ったり、低いところから見上げたり。

低い位置から空と遊具を見上げた写真

低い位置から見上げると、広い空まで一緒に写すことができます。
普段なら遊具と子どもだけを見ていた場所でも、超広角で空まで大きく入れると、写真の印象がガラッと変わります。

反対に、遊具の上から下をのぞき込むと、いつも大人が立って見ている公園とは、まったく違う景色が見えてきます。

子どもたちと一緒に遊具に登ったり、しゃがんだり、のぞき込んだり。
私自身も一緒に動きながら撮ることで、

子どもたちが遊んでいる世界の中に入っていくような感覚がありました。

「広く撮れる」以上に、「近くで撮れる」のが楽しい

こちらは、滑り台で遊んでいるところ。

赤い滑り台にいる子ども二人

この写真も、かなり近いところから撮影しています。
子どもたちの表情をしっかり残しながら、大きな赤い滑り台の形まで一枚の中に入れることができました。

「超広角」と聞くと、広い風景を撮るためのレンズというイメージを持つ方もいるかもしれません。
でも今回、子どもたちを撮っていて感じたのは、

「広く撮れる」以上に、「近くで撮れる」のが楽しいということ。

子どもとの距離を離さなくても、その子が今どこにいて、何をして遊んでいるのかまで一緒に残すことができます。
普段28-70mmを使うことが多い私にとって、この距離感はとても新鮮でした。

小さなわが子と、大きな世界

もちろん、近づいて撮るだけではありません。
超広角だからこそ、あえて子どもを小さく写すのも、私はすごく好きでした。

大きな木と空の下に立つ女の子

大きな木と、その間から広がる青空。
その下に、小さく立つわが子。

子どもの表情が大きく写っているわけではありません。
でも、この写真を見たときに、

「この日の空、きれいだったな」
「こんなに小さかったんだな」

と、その日のことを思い出せる写真になる気がしました。

子どもの写真だからといって、いつも子どもを大きく写さなくてもいい。
その子を取り囲んでいた景色まで残すことで、今の小ささや、その頃に見ていた世界まで伝わる写真になる。
広角レンズを使って、改めてそんなことを感じました。

「この頃、ここで遊んでいた」まで残しておく

公園全体と小さく写る子どもたち

こちらは、思い切って公園全体を入れて撮った一枚です。
写真の中では、子どもたちはとても小さく写っています。
でも私は、こういう写真も残しておきたいと思っています。

数年後、子どもたちと一緒に写真を見返したとき、
「ここ、よく行ったよね」
「この公園でいっぱい遊んだよね」
そんな会話が生まれるかもしれません。

子どものかわいい表情はもちろん大切。
でも、いつも遊んでいた公園も、大好きだった遊具も、その頃の小さな体も。
全部が、その子の「今」の一部だと思うんです。

だから私は、

わが子だけではなく、わが子が過ごしている世界ごと残したい。

今回の超広角レンズは、そんな私が残したい写真に、とても合っていました。

子どもとのお出かけだから、小さくて軽いのもうれしい

そして、子どもと一緒に使うからこそ、もうひとつ良かったのがレンズの小ささと軽さです。

公園では、じっと立って撮影しているわけではありません。
子どもを追いかけたり、一緒に遊具に登ったり、しゃがんだり。今回もかなり動き回りながら撮影しました。

そんな中でも、小さくて軽いので邪魔になりにくく、子どもと遊びながら撮影しやすかったです。
子どもとのお出かけは、それだけでも荷物が増えがち。だからこそ、

「今日はこれを持って行こう」と気軽に思えることも、私にとっては大切なポイントでした。

いつもの公園が、いつもと違って見えた

今回撮影したのは、特別なロケーションではありません。
子どもたちと遊びに行った、いつもの公園です。

それなのに、11mm側の超広角でのぞいてみると、遊具の形が面白く見えたり、空の広さに気づいたり、子どもたちのすぐそばから今までとは違う写真が撮れたり。

「ここから撮ったらどうなるかな?」
「もっと近づいたら?」
「今度は下から撮ってみよう!」

そんなふうに、私自身が子どもたちと一緒になって公園を楽しんでいました。

公園の中で遊ぶ子どもたち

そして今回、一番うれしかったのは、

写真を撮るために、子どもたちから離れなくてよかったこと。

一緒に遊んで、同じ景色を見て、そのすぐそばでシャッターを切る。

大きな木と空の下に立つ女の子

かわいい表情だけではなく、大好きだった遊具も、その日の空も、夢中になって遊んでいた場所も。

わが子が過ごしている世界ごと、残しておく。

「Tokina atx-m 11-18mm F2.8 E」を使って、いつもの公園で、そんな新しいわが子写真の楽しみ方に出会うことができました。

Tokina atx-m 11-18mm F2.8 E

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わが子写真家/なかむら まりこ

わが子写真家/なかむら まりこ

3きょうだいの色鮮やかで穏やかな世界 をテーマに、ロケーションやより美しい日常を撮影・撮り方講座を展開。
Instagramフォロワー1.8万人。
わが子の撮り方講座「まりスク」を運営。
企業さまでのカメラ講師やその他オンライン講座登壇。