2013年12月:ラブジョイ彗星(C/2013 R1)を観測しよう

午前3時~6時ごろ、ラブジョイ彗星(C/2013 R1)が見ごろです。

写真は、12月7日の午前5時ごろ、弊社スタッフが静岡県伊豆市にて撮影したラブジョイ彗星(C/2013 R1)です。この日は肉眼でも観測が可能で、双眼鏡を使えばさらに綺麗に伸びた尾を見ることができました。

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【撮影地】 静岡県伊豆市 【撮影機材】 カメラ:Nikon D7100、レンズ:Tokina AT-X 300 AF PRO、赤道儀使用 
【撮影条件】露出時間:30秒、ISO:6400、Photoshopにて画像処理

いつ頃、どの空に見える?ラブジョイ彗星を見つけよう!

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ラブジョイ彗星(C/2013 R1)は12月7日現在、かんむり座付近にあり、12月中旬にはヘルクレス座に移動していきます。観測には、うしかい座の一等星アークトゥールスが良い目印になります。アークトゥールスを見つけたら、そこから左斜め下に視界を移動させ、探すのが良いでしょう。

目印となる星や星座を見つけるには、星座早見盤コンパスがあると便利です。

 

ラブジョイ彗星(C/2013 R1)とは?

オーストラリアのアマチュア天文家、テリー・ラブジョイによって発見された彗星。12月23日に太陽に最接近する。その後遠ざかり、次にやってくるのはおよそ1万年後。
※テリー・ラブジョイが見つけた彗星はこれを含め全部で4つあるため、「ラブジョイ彗星」と呼ばれる彗星は他にも存在する。

 

~彗星観測に双眼鏡のススメ~ ポイントは「明るい双眼鏡」

双眼鏡を使えば彗星の核や尾などもがより良く明るく見え、彗星観測が楽しめます。ぜひこの機会に、双眼鏡を手に入れましょう。

恒星は点状の明るさですが、彗星は拡散しているので、もし同じ明るさだとしたら彗星のほうが暗めに見えます。したがって、集光力の大きい、より明るい双眼鏡が彗星観測に適しています。

推奨双眼鏡ラインナップ   低倍率で、口径の大きい、集光力高めモデルのうちの一部をご紹介

入門用のお求めやすいモデル

New Mirage 7×50 明るさ:50.4

入門機としてお薦め。トラディショナル・デザインの7倍双眼鏡。
希望小売価格:オープン

New Mirage 7×50

倍率:7倍 対物レンズ有効径:50mm
実視界:6.8° アイレリーフ:17.8mm
1000m先の視野:118.8m
ひとみ径:7.1mm 明るさ:50.4
サイズ:H167×D65×W198mm
重量:790g

New Mirage 8×42 明るさ:27.6

スタンダードタイプながら、軽量ボディが魅力の8倍双眼鏡。
希望小売価格:オープン

New Mirage 8×42

倍率:8倍 対物レンズ有効径:42mm
実視界:6.4° アイレリーフ:15.2mm
1000m先の視野:112m
ひとみ径:5.25mm 明るさ:27.6
サイズ:H140×D57×W190mm
重量:650g

ミラージュ 7×50 LTD 明るさ:50.4
観測セット

長時間の観測には三脚が便利。スマホ用撮影ホルダーも付属。 オープン価格

ミラージュ 7×50 LTD

倍率:7倍 対物レンズ有効径:50mm
実視界:6.8° アイレリーフ:17.8mm
1000m先の視野:118.8m
ひとみ径:7.1mm 明るさ:50.4
サイズ:H167×D65×W198mm
重量:790mm (双眼鏡のみの仕様)

 

こだわりの高級モデル

Artos 7×50 明るさ:50.4

明るい双眼鏡は天体観測に最適。高い防水性で朝露の発生にも安心。倍率7倍。
希望小売価格:¥18,500(税別)

アートス7×50

倍率:7倍 対物レンズ有効径:50mm
実視界: 6.5° アイレリーフ:18.1mm
1000m先の視野:113.6m
ひとみ径:7.1mm 明るさ50.4
サイズ:H165×D77×W185mm
重量:880g

Artos 8×42W 明るさ:27.6

宇宙に広がる星雲や星団を眺めるのに最適な広視野設計の8倍双眼鏡。防水設計。
希望小売価格:¥17,000(税別)

Artos8×42W

倍率:8倍 対物レンズ:42mm
実視界:8.2°(wide) アイレリーフ:17mm
1000m先の視野:143.4m
ひとみ径:5.3mm 明るさ27.6
サイズ:H138.5×D73×W176mm
重量:770g

ultra VIEW EX 8×42 DH 明るさ:27.6

優れた光学性能で明るくクリアな視界が楽しめる高級モデル。倍率8倍。防水設計。
希望小売価格:¥25,500(税別)

ultra VIEW EX 8×42 DH

倍率:8倍 対物レンズ有効径:42mm
実視界:7.5° アイレリーフ:19mm
1000m先の視野:131m
ひとみ径:5.25m 明るさ:27.6
サイズ:H131×D51×W148mm
重量:660g

 

思い切って「天体望遠鏡」はいかが?

天体望遠鏡というと組み立てや設定が難しいというイメージがあるかと思いますが、今年発売の天体望遠鏡「スカイエクスプローラーシリーズ」は、組み立て、設定が簡単で、初心者でも扱いやすいシリーズです。天体望遠鏡も双眼鏡と同じく明るさがポイント。口径が大きくて集光力が高く、低倍率のモデルが、星を探しやすいのでオススメです。

観測の前には、ファインダー調整(日中に行います)をしっかりと行い、彗星の現れる方角を頭に入れておきましょう。また、観測の際はいきなり高倍率のアイピース(接眼レンズ)は使用せず、低倍率のものを使用して彗星を探すようにしましょう。

推奨天体望遠鏡ラインナップ   口径の大きい、集光力高めモデルのうちの一部をご紹介

スカイエクスプローラー
SE-AT100N
 集光力:204.08倍

軽量・コンパクトで手軽に観測できるニュートン反射式望遠鏡。
希望小売価格:¥50,000(税別)

SE-AT100N

天体望遠鏡の種類:ニュートン反射式
主鏡有効径:100mm 焦点距離:450mm
極限等級:11.8等星
鏡筒サイズ:φ140×長さ420mm
鏡筒重量:1.6kg
架台サイズ:H365×D300×W285mm
架台重量:4.0kg

スカイエクスプローラー
SE-GT100N
 集光力:204.08倍

主鏡100mmのニュートン反射式望遠鏡。星雲や星団の観測に最適。
希望小売価格:¥84,000(税別)

SE-GT100N

天体望遠鏡の種類:ニュートン反射式
主鏡有効径:100mm 焦点距離:450mm
極限等級:11.8等級
鏡筒サイズ:φ140×長さ420mm
鏡筒重量:1.6kg
三脚+架台高さ:840~1375mm
三脚+架台重さ:3.4kg

スカイエクスプローラー
SE-GT102M
 集光力:212.33倍

主鏡102mmのマクストフカセグレン式望遠鏡。惑星の観測に最適。
希望小売価格:¥115,000(税別)

SE-GT102M

天体望遠鏡の種類:マクストフカセグレン式
対物レンズ有効径:102mm
焦点距離:1300mm 極限等級:11.8等星
鏡筒サイズ:φ115×長さ310mm
鏡筒重量:1.9kg
三脚+架台高さ:873~1333mm
三脚+架台重さ:4.2kg