小河俊哉 - トキナーレンズの高画質をより引き出すレタッチ技術

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トキナーレンズ秋の作例集

AT-X 12-28 PRO DX

接写に強い広角レンズ

使用焦点距離:12mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/8, シャッタースピード:1/100秒, ISO感度:ISO-200


使用焦点距離:18mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/4, シャッタースピード:1/250秒, ISO感度:ISO-200


AT-X12-28は焦点距離28mmという標準域の焦点距離を持ち、また最短撮影距離が25cmと短いため広角レンズでありながら接写のできるレンズだ。作例1枚目は広角らしいアングルで撮影したものだが、作例2枚目はさらにググッと寄り、花をメインに持ってきた画を撮った画だ。AT-X12-28mmは、広角レンズらしからぬ一枚を、広角レンズらしくメインの被写体にググッと切り寄り奥をドーンと入れ込むメリハリ感がある画が撮れる面白いレンズである。

使用焦点距離:26mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/4, シャッタースピード:1/2000秒, ISO感度:ISO-200


使用焦点距離:28mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/4, シャッタースピード:1/2500秒, ISO感度:ISO-200


この2枚はボケ味の作例を撮ったもので1枚目の広い画は焦点距離26mm、2枚目は焦点距離28mmと共に望遠領域でグッと寄った画にしている。AT-X12-28は上述のように望遠領域でも広角レンズらしいメリハリのある画と、広角レンズらしからぬ、グッと寄った画の両方が撮影できるレンズだ。

 

フレア、ゴースト

使用焦点距離:28mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/11, シャッタースピード:1/640秒, ISO感度:ISO-100


夕暮れどきすすきの原で夕日を入れ込み撮影した。
画角に太陽を入れ込むという最もゴーストの現れる条件下での撮影をあえて行った。
と、いうのも風景写真ではすすきの撮影をしばしば逆光で行うことがあり僕自身もそうした画作りを行うことが多い。
作例でも逆光で画角に太陽を入れ込むというゴーストが現れやすい条件で撮影した。逆光に照らされるというレンズにとって厳しい条件ではあったがエッジに大きな崩れはなく画に破綻がない。
ゴーストはごく僅かで画面左下に小さなゴーストが見える程度であった。

使用焦点距離:28mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/11, シャッタースピード:1/100秒, ISO感度:ISO-100


夕景のすすき原を撮影するとき、僕はあえてフレア気味に撮影するときがある。
それというのも柔らかい光線がすすき原に差込柔らかい空気感を演出してくれるからだ。
しかし、あまり派手なフレアは柔らかい空気感を演出するどころか画を壊してしまうことがあるが、AT-X12-28は画を壊すことなくしっかりとフレアを抑えている。
太陽はゴースト作例同様左上にある状態でフレアの作例は画角ギリギリ太陽が入らない状態で撮影した。
この画角ギリギリに太陽を置いて撮影するとどのレンズでも大きなフレアが発生するのであるがAT-X12-28は良好にフレアを低減していることがわかる。

使用焦点距離:28mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/8, シャッタースピード:1/250秒, ISO感度:ISO-200


真っ赤な葉を広げる紅葉した樹木をしたから撮影した一枚だ。
こうした画は、枝や葉のエッジ部分に色収差が発生し易い画なのだがAT-X12-28は良好に補正されている。

使用焦点距離:17mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/11, シャッタースピード:1/160秒, ISO感度:ISO-100


とある古民家を改装した食事処で撮影させていただいた一枚である。
格子のガラス窓は歪曲收差を見るのにぴったりの被写体だ。ご覧の通り秀逸に歪曲收差が補正されていることがわかる。

 
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AT-X 16-28 F2.8 PRO FX

使用焦点距離:20mm カメラ:Nikon D800, 絞り値:f/11, シャッタースピード:1/320秒, ISO感度:ISO-100


秋の湖を撮影した一枚だ。
少々露出を高く撮影したなんでもない秋の湖の作例であるが、実はこうした一枚はレンズの実力を図るにはうってつけの一枚となる。早速ネチネチと解説していこう。

先ず、解像である。レンズ左下部分に枯れた木が見える。力のないレンズになるとこうした細かい解像ができず滲んだ状態になってしまうがAT-X16-28はキチンと解像できている。また、周辺解像も画面右下、左下共に良好に解像ができている。

次に色収差である、奥の山に合焦させているので、当然手前の、しかもかなり近い位置にある紅葉した葉を茂らせる枝は深度が浅くなり色収差が発生しやすい条件となる(レンズの深度は手前に浅く奥に深くなる)。
しかも、そよ風が吹き枝を揺らすとなれば当然エッジ部分に色収差が現れやすくなり、さらに露出を高めにすればよりわかりやすくなる。
なんとも意地の悪い作例の撮り方である。

言ってみればスペシャルコースで底意地悪く撮影してみたのだが、あっけないほど倍率、軸上ともに良好に補正がなされていた。また、山の稜線などにも注目したのだが色のはみ出しは見られない。

 

望遠端28MMで近接撮影を行う。

使用焦点距離:28mm カメラ:Nikon D800, 絞り値:f/11, シャッタースピード:1/200秒, ISO感度:ISO-100


AT-X16-28の望遠端28mmは単焦点レンズのような描写を見せる。自然が作り上げてくれたスポットライトの中に一枚のもみじの落ち葉があった。
写欲が湧き最短撮影距離まで近づき撮影することにした。周辺にある落ち葉もある程度姿をはっきりさせて撮影したかったため深度を深めに撮影したのだが、こうした画を撮るとき、力のないレンズで撮影すると画面上部の枯葉部分はなめらかさに欠けたザラリとした描写になることがあるがAT-X16-28はなめらかな描写で再現している。

 

歪曲収差を見る。

使用焦点距離:24mm カメラ:Nikon D800, 絞り値:f/11, シャッタースピード:1/500秒, ISO感度:ISO-100


AT-X12-28mm PRO DX F4の解説ページでも同ポジションで撮影したものを使ったが、AT-X16-28でも歪曲集差を見るために撮影を行った。ご覧の通り非常に歪曲収差が少なく明暗激しい中でもしっかりと情報を撮像素子に送っていることがわかる。

使用焦点距離:17mm カメラ:Nikon D800, 絞り値:f/3.2, シャッタースピード:15秒, ISO感度:ISO-6400


満天の星空を撮影する。
この歪曲収差を見る。解説ページでは、何度か星空を撮影しているが今回も秋の星空を撮影した。
右側にははっきりと天の川が現れ、画面中央上部にはアンドロメダ銀河もはっきりと写っている。AT-X16-28は満天の星空をしっかりと再現してくれる。

 
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AT-X 116 PRO DX Ⅱ

トキナーブルー

使用焦点距離:11mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/11, シャッタースピード:1/125秒, ISO感度:ISO-200


使用焦点距離:11mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/11, シャッタースピード:1/125秒, ISO感度:ISO-100


秋の透き通る青い空、独特の深みのある発色を見せるトキナーレンズの中でも僕はAT-X116が見せるトキナーブルーの色合いが好きだ。作例一枚目の湖面に映る空の青や、作例2枚目の空の青はAT-X116が見せるトキナーらしい青の色合いだ。
ちなみに、このトキナーブルーを色濃く出すには適正露出から-1/3~-1段落とすことにより色濃く出すことができる。

 

歪曲収差を見る。

使用焦点距離:16mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/11, シャッタースピード:1/125秒, ISO感度:ISO-100


AT-X116は、縦横そして斜めのラインも真っ直ぐに撮れるレンズだ。画面中央に配置したガラス窓の格子を見ると歪みが少なく歪曲収差が適正に補正されていることがわかる。この作例でも、テーブルに写りこんだ空の青が綺麗で適正露出から-1/3段露出を落として撮影した。

 

秋の夕暮れと湖を撮る。

使用焦点距離:14mm カメラ:Nikon D7100, 絞り値:f/9, シャッタースピード:1/125秒, ISO感度:ISO-200


日も暮れて夕陽が木々を赤く染め出した頃を見計り湖で撮影を行った。AT-X116は青の発色だけではなくこうした赤の発色もキチンと再現してくれる。また画面左上の森の木々もしっかりと解像しており周辺解像の高さも証明してくれた。画面中央部に配置した夕日を浴びる富士山も秀逸に解像している。

 
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AT-X M100 PRO D

AT-X M100をスナップレンズとして使う。

使用焦点距離:100mm カメラ:Nikon D800, 絞り値:f/5, シャッタースピード:1/250秒, ISO感度:ISO-100


マウロレンズをスナップレンズとして使ってみる。マクロレンズはそもそも複写をするためのレンズとして作られたもので、現在は主に接写撮影で使われるレンズだが、今回はあえて100ミリのスナップレンズとして使ってみた。

AT-X M 100が持つ美しいボケとシャープな解像は他のレンズでは撮れない独特な味わいの画を見せる。作例では大きく広がるすすきの原の一部を切り取り撮影した。画面中央部のすすきはシャープに解像されているが、そこから寸分先は文字通り一気にボケていく。他のレンズでは得られない面白さがある。この一枚は、ホワイトバランスを曇天へ変更し「秋感」を強調し撮影した。

使用焦点距離:100mm カメラ:Nikon D800, 絞り値:f/3.2, シャッタースピード:1/800秒, ISO感度:ISO-100


今度はすすきに寄った画である。そもそも、マクロレンズなのでさらに寄った画を撮影することができるのだが、今回はスナップとしての撮影、柔らかな光線とAT-XM100が持つふわりとしたボケ味を組み合わせ一枚にしていく。画面中央上部のすすきの種にピンを合わせ撮影したのだが「ふわり」と「シャッキリ」が同居する独特な味わいのあるショットとなった。

使用焦点距離:100mm カメラ:Nikon D800, 絞り値:f/4.5, シャッタースピード:1/160秒, ISO感度:ISO-100


すすきを撮影している方がいたので後ろ姿を撮影させていただいた。夕暮れ逆光の中すすきに包み込まれた人の後ろ姿、面白いシチュエーションで写欲が湧いた。AT-XM100はマクロレンズといえども焦点距離100mmの望遠レンズでもある、望遠レンズは圧縮効果があり、背景を圧縮する。その効果で引き込まれた背景とAT-XM100が持つふんわりとしたボケ味で絵画のような面白い背景となった。また、髪の毛の部分や帽子を拡大してみると、髪の毛一本一本がキチンと解像されまた帽子についた糸くずも解像されていた。

AT-XM100は、マクロ撮影だけではなく、上述のように「ふんわり」と「シャッキリ」が同居した面白いスナップ写真が撮影できるレンズでもある。

 
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