ND Filter | NDフィルター cokin作品集｜岡 田　茂

 

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NDフィルターは「Neutral Density」の略で、色彩に影響を与えることなく、レンズを通る光の量を減らすフィルターです。「152」は光量を1/2にするND2、「153」は光量を1/4にするND4、「154」は光量を1/8にするND8です。

NDの減光効果を利用すれば、陽射しが強く明るい場所でもスローシャッターを切ることができます。例えば、スローシャッターにより滝や渓流などの水の流れを絹糸のように滑らかに表現することができます。

またNDフィルターで光量を減少させることで、明るいシチュエーションでも絞りを開けた表現が可能です。例えば晴天時に屋外で撮影した場合、絞りを開放にすると白飛びを起こしてしまうことがあります。そんな時にNDフィルターで減光すれば、白飛びを起こさずに開放絞りでボケ味を活かした撮影が可能です。NDフィルターを使用する際は、感度を固定し絞り優先オートで撮影してください。感度をオートのまま撮影すると、思い通りのスローシャッターにならない場合があります。

154 ND8

NDの減光効果を利用すれば、陽射しが強く明るい場所でもスローシャッターを切ることができます。例えば、スローシャッターにより滝や渓流などの水の流れを絹糸のように滑らかに表現することができます。

154 ND8 × 129 ハーフグラデーションダークピンク2

ND8は3絞り分の減光を行ない、スローシャッターで表現したいがシャッター速度を落としきれないという状況で使います。この写真ではオフィス街を走り抜ける車の光跡を表現する為にND8を使い、さらにドラマチックに見せるためにハーフグラデーションダークピンク2を併用しています。

154 ND8 × 662 ハーフグラデーションフルーオレンジ1

流れる水の速さはその状況によりまちまちですが、海の波や川の流れを表現する時にはスローシャッターを使いたい場合も多いので、明るさを調節できるNDフィルターは欠かせません。

 

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写真撮影

	写真家 岡 田　茂
	社団法人 日本写真家協会会員 1964年 東京生まれ
	『anan』『クロワッサン』などの女性誌やクルマ雑誌『NAVI』料理雑誌『dancyu』を中心にエディトリアル業界で約10年間活動の後、フィールドを広告写真まで広げる。広告・企業広報の人物ポートレイトを得意とする。また、日本で最も早くQuickTime VRのパノラマ撮影を行ない、多くのパノラマコンテンツを制作。