自撮り写真家を支え続けるスリックの秘密

自撮り写真家を支え続けるスリックの秘密
ライトカーボンE84H

2023年は東京カメラ部10選に選ばれるとともに、写真集の表紙写真の座を投票で射止め、2024年は、プロ写真家の団体「公益社団法人日本写真家協会(JPS)」の会員となるなど、今、勢いがある写真家の一人といわれるのがRinatyさん。

Rinatyさんといえば「自撮り」。一人で秘境のような場所まで行き、自らモデルとなり作品を創り上げる・・・そのような創作活動を支えるのがスリックの三脚「ライトカーボンE84H II」です。Rinatyさんに「なぜスリックで、なぜライトカーボンE84H IIなのか」を聞いてみました。


ライトカーボンE84Hとの出会いはどういう感じでしたか?

ハイアングルで撮影できて軽い三脚をずっと探しており、180cm以上の高さのものを検索した際に紹介記事を見つけて拝読したところ、私にとって理想的な三脚だと確信しました。

ライトカーボンE84Hに出会う前はどういう三脚を使っていましたか?

私がE84-Hに出会う前もカーボン製の三脚を使用していました。ただ、中古で格安で購入したものだったので三脚の脚を広げるロックが一部壊れており、高さはエレベーターを最大限伸ばして180cmまでしか伸びず、軽いわけではなかったので不満を抱えていました。

背の高さはどうして必要なんですか?

私は非現実な美しい世界観を目指して撮影しており、その世界を撮るためには、通常とは異なる撮り方が必要だと考えています。 そのうちの一つの方法が「普段自分が見ている視線とは異なるアングルで撮る」です。
私の身長は158cmで、180cmでも十分高いのです。しかし、180cm以上の身長の方もたくさんいらっしゃいます。こんな視点ではなかなか見ることがない!という構図を探して撮ることを心掛けています。

三脚に載せて使う機材はどのようなもの?(カメラ・レンズ)

最近いろんなカメラを使用しており、Nikon Zf、Z8 、fujifilm GFX100、SONY α7RⅣ、α7Ⅲなどです。レンズは大三元がほとんどです。GFX100に100-200mmの組み合わせなど、重たい場合でもパイプが太く、安定するのが嬉しいです。


撮影地での行動を教えてください。

撮影地についたらまずロケハンを始めます。(撮影日より前にロケハンをしていたら省く) セルフポートレートは1枚撮るのに10分以上必ずかかってしまうため、1日に撮れるバリエーションは少ないです。そのため、絶対に良いと思える画角を予め探して写真を撮って記録しておきます。 その後三脚やストロボなどを広げて撮影に移ります。

三脚を持参した中で、もっとも過酷だったエピソードは?

美ヶ原で氷点下10℃風速20mの環境下で撮影した時がとても過酷でした。風速1mにつき、体感温度が1℃下がる為、この時の体感温度は-30℃でした。かなり強風でしたが、荷物と柱を使って三脚が飛ばないように固定し、1時間撮影することができました。この気温だと、アルミ製は素手で三脚に触れると貼り付いてかなり危険です。本来、氷点下での撮影の場合、手袋を着用します。しかし私の場合、自身がモデルにならないといけない為、手袋は撮影中に使用することができません。 その点でも、金属部分がほとんどないE84-H で良かったと思っています。

新型となった「ライトカーボンE84H II」はどこが気に入っていますか?

ワンタッチのハライチロックシステムが特に気に入っています。E84-Hの時のロックも比較的使いやすいと感じていましたが、指一本でロックの切り替えができるようになり、より便利になりました。寒い環境で撮影する際、手が悴んで操作しづらいため、軽い力で切り替えできるのは魅力的です。 センターポール横のつまみも捻りやすくなり、使い勝手がよくなりました。 また、見やすい位置に水準器も設置され、水平が確認しやすくなり、より安全に据え付けできるようになって嬉しいです。>機能詳細

開脚ができる三脚ですが、ローポジションから撮ることはありますか?

ローポジションもよく撮っております。 高いところから撮る理由と同じように、日常とは異なる視点で撮れるからです。また、ローポジションから全身を撮ると脚長効果を狙える為、特別背が高いわけではない一般人の私でもスーパーモデルのようなスタイルを手に入れることができます!

ライトカーボンE84H IIの「軽さ」と「高さ」、どっちが気に入っていますか?

正直、どちらも兼ね備えているので気に入っているのですが、どちらかというと高さですね! 軽さをさらに重視するなら、他の三脚を選びますが、ここまで伸びる三脚はなかなかありません。

ライトカーボンE84H IIでよかったな、と思えるエピソードを教えてください。

E84 HⅡを導入してすぐに河津桜を求めて岡山県に写真を撮りに行きました。桜の木の背が高く、顔の近くに桜を持ってくる構図が作りにくい状態でした。そのため2m近くまで高い位置にカメラを据えつけて撮影したところお気に入りの1枚が残せました。3泊分の荷物と機材を持っておりましたが、この高さまで伸ばせて2kg程度の軽さだったため、公共交通機関の利用のみで持ち歩くことができました。



また、夜に梅のライトアップも撮影しに行きました。ローアングルで撮影する際、暗い場所でもワンタッチで操作して足を広げることができました。ロック部分の色がシルバーなため、暗所でも見分けがつきやすく助かりました。

自撮り写真(スリックを使ったもの)での自信作を紹介してください。

Rinaty

Rinaty

1998年宝塚市生まれ。
大阪を拠点として全国で活動中。
公益社団法人 日本写真家協会正会員。
シューティング・モデル・ヘアメイク・スタイリング・アートディレクションを全て一人でこなすセルフポートレート写真家として多くの作品を残す。 2021年より地方公務員土木技術職員からフリーランスフォトグラファーに転身。
経験と知識を生かして、フォトウォークやセミナー等の撮影イベントも多く開催し、上田安子服飾専門学校ファッションクリエイター学科にて講師を務めている。

ハライチロック式開脚機構で操作性を向上したカーボン三脚

ライトカーボン E84H II

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ライトカーボンE84H IIのバリエーションモデル

全高1,845mmの3段スタンダードモデル。

ライトカーボン E83 II

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縮長が555mmと持ち運びが短く、全高1、775mmをカバーする4段モデル。

ライトカーボン E84 II

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