撮りたい被写体が魅力的に変化する Lensbaby Twist28

撮りたい被写体が魅力的に変化する Lensbaby Twist28

Lensbabyに出会ったのは約7年前。こんなに面白いボケが簡単に表現できるとは!と感動した日からずっと愛用しています。
最初はマニュアルフォーカスが苦手で、ピントが本当に合わなくて、苦戦をしていたことが懐かしいです。

今回使用したレンズはTwist28F3.5。広角ほどボケの効果が強くなるので、面白い!Twistは周辺のボケがぐるぐる回るかのような特徴があります。ただ、広角で映り込む範囲が広くなる為、背景に余計なものが入らないように気を付けることと、周辺にいくにつれてぐるぐるボケが強くなるので、予測が必要です。ピントはマニュアルフォーカスなので、カメラのピーキング設定があるとよりピントが合いやすくなります。ピント拡大機能を使うとさらにしっかりとピントを合わせることができます。

まずは室内の撮影。
レンズの特徴的に周辺光量が落ちるので、背景はアンティークを選択。キッズは飽きてしまうと、別の場所に移動をしたくなるので、目新しいアイテムを渡しました。キッズたちはカメラが大好き。「どうやって撮るの?」興味深々でした。興味深いものを見ている時にはその場にいてくれる時間が長いので、マニュアルフォーカスも慎重に合わせることができます。被写体の顔は、反対を向くと顔が暗くなるので、光がある方向に向けています。

F3.5(固定) 1/100秒 ISO-200

シャンデリアを背景に、雪の結晶のキラキラチャームを撮影。キラキラするものは、光がないと輝きません。LEDライトを使って直接硬い光を被写体に当てています。チェーンを囲んでぐるぐるとシャンデリアのガラスがボケています。F3.5なので、ピントが合う範囲が狭いです。しっかり自分がピントを合わせたい場所を意識して撮影距離や撮影角度を変えます。

F3.5(固定) 1/160秒 ISO-400

こちらは比較です。同じ被写体、背景にしました。上の写真はあまり効果がありません。下の写真はライトや背景の布がぐるぐるボケています。これは、ケーキの下に洋書を三段重ねて高さを変えています。ケーキの高さが高いほど、背景と距離があるほど、ぐるぐるの効果が強くなるというのが分かります。メリーゴーランドのように回転をしているようで不思議ですね。

F3.5(固定) 1/80秒 ISO-1000
F3.5(固定) 1/80秒 ISO-1000

中央でピントを合わせることが多いですが、こちらの作品は右上のオーナメントにピント。マニュアルフォーカスをずらすと、いろんな場所にピントが移動をするので思いがけない良いフォーカス位置に出会えることも。マニュアルフォーカスだからこその遊びを楽しむのもよいですね。ピーキング設定と拡大確認をしながら、撮影をすると気持ち良いほどにピントがばっちり合います。少し離れたものは綺麗にボケてくれるのでうれしくなりますね。

F3.5(固定) 1/30秒 ISO-500

屋外でもいろいろ試してみました。こちらはいつもお世話になっている花園さんの看板ヤギさん達。冬の間はいっぱい食べて蓄えるようで、夏に比べてぽっちゃりしていました。ずっと草を食べているのですが、ふと顔を上げる時があるので、その瞬間を狙い撮影をしました。口から草が出ているところがなんともチャーミングですね。下の雑草や木がぐるぐるしているのが分かりますね。

F3.5(固定) 1/500秒 ISO-800

こちらは冬の小さな草にクローズアップ!ピントを合わせた所を囲むようにぐるぐるボケができるので、目線を誘導することができ、主役の存在感を出すことができます。いつもなら通り過ぎてしまうような光景も、このレンズで撮ればどんな世界を見せてくれるのだろう?といろんな被写体を探して撮りたくなります。 予想外の仕上がりが達成感あるレンズですね。

F3.5(固定) 1/250秒 ISO-500

花が主役で背景に葉がある状況は、ぐるぐるボケが出やすいです。手前の花にピントを合わせて、背景の遠い葉っぱがぐるぐる回転をしているかのようなボケになります。被写体に近いと効果が少なく、ボケのグラデーションを楽しむことができます。葉っぱと空の隙間が玉ボケになっているので、隙間が大きいよりも小さめの方が効果を実感できます。レンズを回転させて撮影をしているようですね。

F3.5(固定) 1/60秒 ISO-500

ちょっと大阪にプチ旅。いつもなら通り過ぎるような駅のホーム。このレンズならどんな感動的な表現ができるのだろう?
試さずにはいられない!逆光で太陽の光がたっぷり注ぎ込む場所で撮影をすると、ソフトフィルターのようなとっても優しい雰囲気に仕上がりました。

F3.5(固定) 1/100秒 ISO-125

大阪の街歩き。昔ながらのタバコ屋さんがあり、文字が可愛かったので、看板にフォーカス。レトロな場所との相性が良い!いつものレンズだと見たままで普通に写ってしまう場所も、レンズベビーマジックでわくわくする場所に変身するので、旅には1つ持っていきたいですね。レンズの大きさもパンケーキレンズぐらいの大きさと軽さなので、隙間に入るのも嬉しい!

F3.5(固定) 1/80秒 ISO-125

ここは道頓堀。ちょうど船が行き交うシーンに遭遇。ミニチュアのような表現ができるのも面白いところ。画面の中心にピントが合い、周辺が強くボケることにより、ミニチュアのように見えます。被写体が小さく、ピントが合う範囲が被写体周辺には合っているものの、周辺のボケが大きいためミニチュア感が出ます。ぐるぐるボケ、逆光時のソフトな表現、強いボケのミニチュア感等、いろいろと楽しめるレンズベビーTwist28を旅のレンズの一つとして仲間入りしてみてはいかがでしょうか。

F3.5(固定) 1/500秒 ISO-100

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今井しのぶ

今井しのぶ(いまいしのぶ)

ベビー・キッズフォトの専門家。
三重県出身、神奈川県川崎市にてベビー・キッズ・ファミリー向けのフォトスタジオ「こどもとかめら」を運営している。
専業主婦からフォトグラファーになった経験を活かし、子ども写真を可愛く素敵に残す初心者向けフォトレッスンやプロ養成講座を開講。
書籍「こどもを撮るマニュアル本」他多数。日本写真家協会(JPS)会員