#02 世界遺産の街ゴスラーで撮影

フランクフルトのホテルをチェックアウトし、いよいよ長距離の移動を開始!

ドイツの古い町を巡る今回の旅、最初の撮影ポイントはゴスラーです。今回は長旅になるので一気にヴェルニゲローデまで行くのではなく、途中途中様々な美しい街に立ち寄り撮影をしていくことにしました。最初の街は、世界遺産にもなっているゴスラーという街で、広場ではまだクリスマスマーケットが残るメルヘンな街。早速、街に飛び込んでみましょう。

最初は肩慣らし、街の主だった名所を見て回ります。撮影旅行といえども、先ずは普通に観光していきます。

街のざわめきを感じ、目に付いたものを切り取る。徐々に自分の中に「わぁ!」と思う瞬間が湧きあがってくる。その感動や動いていく気持ちを写真刻みこんでいく。ストリートスナップはその繰返しだ。

次は路地裏へ入ってみる。

路地裏から眺める街は、表通りとはちがった景色が見える。

「わぁ!」の繰り返しから生まれてくるイメージ。撮る前から僕の中にはこうした画が頭に浮かんでくる。街の息遣い、空気感、そうしたものをイメージ通りに再現したい。だからこそ僕はレンズ選びにこだわる。RAWで撮影しておけば後でどうにでもなるだろうという方もいる。それは否定しないし、僕自身も浮かんできたイメージがカメラの限界を超えてしまっているときは躊躇無くレタッチを行う。しかし、元のデータがダメなものは何をやっても「浮かんできたイメージ」には届かない。だからこそ撮影時のデータが重要であり、レンズが重要になってくるのだ。撮影時イメージに近い状態で撮影出来たショットはあまりいじらなくても、すぐに浮かんだイメージに届いてくれる。#01でも感じたのだが、僕にとってopera50mmは、イメージを反映しやすいレンズだと思う。絞りのレスポンス、ボケ味の質、解像度、ディストーションの少なさ。うん・・・使いやすいレンズだと思う。

さぁ、日も落ちてきました。

ここからは、色づいていく街並みを楽しんで撮影していきましょう。

こうして最初の撮影ポイントゴスラーの夜は更けていくのでした。

次回トキナーレンズで撮影旅行記 #03は撮影のお話しと旅の準備、特にレンタカーについて触れていきたいと思います。