『冬の大三角』を使って冬の星座を見つけよう!
1年の中で星が一番きれいに見える冬こそ、星を観測するチャンス!!
「冬は星が綺麗に見える」と聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。それは一般的に秋から冬にかけた季節はジェット気流が上空を強く吹いておりチリやホコリを吹き飛ばしてくれ、また湿度が下がることにより空気が乾燥し空気中の水蒸気が減ることから、星空が綺麗に見えると言われているからです。
冬の星座の目印「冬の大三角」を探してみよう!
冬には、冬の星座を見つけるための目印「冬の大三角」があります。まずは、冬の大三角を見つけ、冬の星座たちを楽しみましょう!下の写真には冬の大三角と冬の星座たちが写っています。見つけられるでしょうか?
冬は日没も早いので、19 時過ぎぐらいになると星が輝いて見えます。写真は南東の空を写しています。冬を代表するオリオン座が斜めに傾いて見えるでしょう。オリオン座の四角形の左上で輝いている星が「ベテルギウス」で、冬の大三角の頂点の一つの星です。「ベテルギウス」は赤く輝いて見えます。
次に、三角形の下にあたる星、おおいぬ座の「シリウス」を探してください。ベテルギウスの下のほうにきれいに3個の星が等間隔に並んでいるのが見えます。その3個の星を左下にのばして行くと南東の空低くに、ひと際明るく輝く星があります。それが「シリウス」です。「シリウス」は-1.5 等と地球から見える恒星では太陽を除くと一番明るい星です。「シリウス」は白く輝いて見えます。
続いては、3 つ目の星 こいぬ座の「プロキオン」を探してください。「ベテルギウス」と「シリウス」を線で結び正三角形を作るようにすると、そこに「プロキオン」が見つかるでしょう。「プロキオン」は「ベテルギウス」と同じくらいの明るさですが、「ベテルギウス」は赤く見えるのに対し、「プロキオン」は白色に輝いています。
これら、3 つの星を『冬の大三角』と呼んでいます。見つけられましたか? »正解はこちら
冬の大三角を使って見つけられる星座
冬の季節、空気の澄んだ町明かりの少ない郊外に行くと南北にわたり、頭上に天の川があるのがわかるでしょう。星座を探す目印「冬の大三角」をまたぐように天の川が見えるので、双眼鏡などを使ってたくさんの星々を見てみましょう。
ぎょしゃ座
オリオン座の上のほうに、黄色みを帯びた ぎょしゃ座の1 等星「カペラ」があります。「カペラ」は、冬の星座の中で「シリウス」の次に明るい星です。ぎょしゃ座は、将棋の駒の様な5 角形をしていて、カペラの他にも2等星が1つ、3 等星が4 つと明るい星が多いのですぐに見つけられるでしょう。また ぎょしゃ座は天の川の中にあり、たくさんの散開星団があります。双眼鏡を使って見てみましょう。
ふたご座
ふたご座の目印は同じくらいの明るさで並んだ「カストル」と「ポルックス」です。冬の大三角の「ベテルギウス」と「プロキオン」を線で結び直角に北へ曲がったところに「ポルックス」があるのですぐに見つかるでしょう。カストルは1.6等星で、ポルックスは1.2等星と、お兄さんがちょっと暗い双子の兄弟です。
おうし座
オリオン座のすぐ右上に、赤く明るく輝く1等星があります。おうし座の「アルデバラン」です。おうし座にはM45 という日本では「すばる」の名で有名な星団があります。肉眼でも5~6個の星が固まっているのがわかるでしょう。左側の角の先の星のすぐそばには、超新星の名残であるM1「かに星雲」もあります。
こいぬ座
こいぬ座の目印は、冬の大三角の1つになっている1等星の「プロキオン」です。こいぬ座は、この「プロキオン」と「ゴメイサ」という3等星を結んでできる小さな星座です。「プロキオン」という名前は"犬の前に"という意味があり、おおいぬ座の「シリウス」よりも少しだけ早く地平線からあがってくることから名前が付いたと言われています。
おおいぬ座
冬の夜早い時間に、どの星よりも明るく青白く輝いている星がみつけられるでしょう。それがおおいぬ座の「シリウス」です。「シリウス」は地球から見える恒星の中で太陽を除いて一番明るく見える星です。その他にも4つの2等星があるので、星を線でつないでいくとおおいぬ座を見つけることができるでしょう。日本では空の暗い場所で、頭を上にして右側に足を伸ばしている形がわかるでしょう。
オリオン座
オリオン座は冬に見ることができる代表的な星座です。同じような明るさで等間隔に並ぶ3つの星が目印です。オリオン座は1等星が2つ、2等星が5つと明るい星で構成されているので、すぐに見つけることができるでしょう。オリオン座には、「オリオン座大星雲M42」や「馬頭星雲」「ウルトラマンのふるさとがある(?)M78星雲」などがあることで知られています。形の整った美しい星座です。
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