天の川見どころマップ

夏休み、山や海などに出かける方も多いと思います。そんな時は、夜空を見上げてみてください。都心ではみる事のできない「天の川」を観測することができるかもしれません。夏の大三角形「こと座のベガ(おりひめ星)」「わし座のアルタイル(ひこ星)」「はくちょう座のデネブ」の中を通って南北に伸びる光の帯、それが天の川です。

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天の川を南に下ると、6個の星を結んでできる柄杓形の南斗六星が目印の「いて座」が見えます。「いて座」は銀河系の中心方向にあたり、天の川が太く最も明るく見える場所です。そこには多くの星雲や星団が集まっています。夏の天の川の中には双眼鏡や、低倍率の望遠鏡で楽しめる天体がたくさんありますので、いくつかご紹介しましょう。

約7倍の望遠鏡を使用して撮影した天体写真
0710_M16_M17.jpgM16/M17 071_M8_M20.jpgM8/M20


M11野鴨星団

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天の川の中にあってかんむり状の星の列の中にあります。こちらは集中度の高い散開星団です。


M16

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M17の北に位置しています。双眼鏡では星団部分が星雲状に見えます。


M17オメガ星雲

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星雲の中にギリシャ文字のΩ(オメガ)のようなループ状にみえるため、オメガ星雲と呼ばれています。 南中時に望遠鏡の倒立像で見ると水面に浮いた白鳥のような形にも見える散光星雲です。


M8干潟星雲

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明るく輝く散光星雲の手前に南北に横切る暗黒星雲があり、その姿が干潟に似ているため干潟星雲と呼ばれています。双眼鏡でも散開星団と重なったぼんやりした星雲であることが分かります。


M20三裂星雲

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赤い星雲が3つに裂けてみえるため、三裂星雲と呼ばれています。M8干潟星雲のすぐ北に位置しています。口径10cmの望遠鏡では淡い星雲の中に暗黒帯がかすかに見える程度ですが、20cm以上の望遠鏡では星雲で切り裂く暗黒帯が見えます。


M6、M7

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さそり座のしっぽにある大きな散開星団です。双眼鏡で同時に見ることができます。


M4

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天さそり座α星アンタレスのすぐ近くにある集中度の低い球団星団です。


M23、M24、M25

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いて座の天の川の中にある散開星団でどれも双眼鏡でよく見えます。

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