クロスフィルターの魅力 by wakana
はじめまして。フォトグラファーのwakanaと申します。
大学時代にカメラを始め、フィルムカメラの魅力に夢中になりました。光と影が印象的な場面や、日常の中にある美しい瞬間を撮影するのが好きです。また、全国のフィルム現像屋さんを利用し、主にInstagramで作品を投稿しています。
クロスフィルターとの出会い
私がクロスフィルターを使い始めたのは、カメラ友達にクロスフィルターをプレゼントしてもらったことがきっかけでした。友人は、クロスフィルターを使った印象的な写真を撮る人で、「wakanaちゃんも使ってみる?」とプレゼントしてくれました。それ以前は、レンズ本体にワセリンや透明のリップクリームを塗ることで、レンズフィルター代わりにして撮影していました。
しかし、この方法だと、光源だけでなく写真全体がぼやけすぎてしまい、被写体の輪郭が目立たなくなってしまうことが難点でした。
そんな私が初めて出会ったクロスフィルターは、Kenko R-クロススクリーンでした。 光源にレンズを向けると、まさに「キラキラマーク」のような光線が出るのが幻想的で、 ワクワクしたのを覚えています。
私が思うクロスフィルターの魅力
私の考えるクロスフィルターの魅力は、
- ❶ 写真の「光」を印象的に撮れる
- ❷ ふんわりと柔らかい光の写真が撮れる
- ❸ 写真にアクセントをつけられる
ことです。
今回は、PRO1D R-クロススクリーン(W) N・PRO1D R-サニークロス(W)を使って撮影した作例をご紹介いたします。
PRO1D R-クロススクリーン(W) N
画像をクリックすると拡大します。PRO1D R-クロススクリーン(W) Nは、4本線の光線が出るタイプのクロスフィルターです。 いわゆる「✧」のような形の光で、様々な場面で活躍してくれます。光源を輝かせるほか、ソフトフィルターのような効果もあります。強い光源以外の部分は、光が柔らかくなり、ふんわりと光が広がるような優しい印象の写真を撮影することもできました。
PRO1D R-サニークロス(W)
画像をクリックすると拡大します。PRO1D R-サニークロス(W) は、8本線の光線が出るタイプのクロスフィルターです。光の伸び方や使いやすいシチュエーションはPRO1D R-クロススクリーン(W) Nと似ています。光線が長すぎず、背景や他の被写体を邪魔しない写りなのが嬉しいポイントです。
キラキラ輝くことで光が際立ったり、余白部分に光線が入って良いアクセントになったりと、写真表現の幅を広げてくれます。
同じシチュエーションでの比較
同じシチュエーションでR-クロススクリーン(W) Nを使用した写真・PRO1D R-サニークロス(W)を使用した写真を比較してみました。
PRO1D R-クロススクリーン(W) N
(4本線)
PRO1D R-サニークロス(W)
(8本線)
グラスの輝き部分の点光源と、窓から差し込む広範囲の光に反応しています。同じ構図でも、クロスフィルターがあると、光が印象的な写真になります。シチュエーションや被写体によって4本線・8本線を使い分けてもよさそうです。
写真表現の幅を広げてくれるフィルター
クロスフィルターは被写体をキラキラ輝かせて際立せたり、余白部分に光線が入って良いアクセントになったりと、私の写真表現の幅を広げてくれるフィルターです。最初は友達からのプレゼントで勧められて使っていたフィルターですが、今では私にとって欠かせない撮影アイテムの1つになりました。
今後は、今回ご紹介した撮影シチュエーションの他に、星空やイルミネーションなどの夜景でもぜひ使ってみたいと思っています。
▶ クロスフィルターのラインナップを見るこの記事の作者
wakana
フォトグラファー。大学時代にカメラを始め、フィルムカメラの魅力に夢中になる。光と影が印象的な場面や、日常の中にある美しい瞬間を撮影するのが好き。全国のフィルム現像屋さんを利用し作品を作っている。
Instagram: @nanaaa_photo
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