宙(そら)を見よう!2022年10月〜12月までの主な天文現象

宙(そら)を見よう!2022年10月〜12月までの主な天文現象
11月8日皆既月食と天王星の食が同時に起こる!!

日本全国で皆既月食が観測できます。ほぼ全国的に月の出とともに欠け始め低い位置で皆既となります。
18時09分に欠け始め、19時16分から20時42分までの85.7分間皆既になります。そして21時49分に元の丸い月に戻ります。今回、最大食分が1.36となり前回よりも月が地球の影の中ほどを通ります、皆既中の赤銅色の濃さが違って見えると思います。また、皆既月食中に天王星が月に隠されるという極めてまれな現象が起こります。見かけ上、月の左下から天王星が潜入して、右下から出現します。高倍率の望遠鏡での観測がおすすめです。
次回見やすい皆既月食は2026年3月3日となります。

天王星の食潜入時刻と出現時刻

潜入 出現
札幌 20:49 21:47
東京 20:41 21:23
大阪 20:31 21:20
福岡 20:22 21:17
那覇 20:13 20:54
皆既月食中の月はなぜ赤いの?

皆既月食中の月を見ると完全に真っ暗にはならず、赤銅色に見えます。これは、夕日が赤く見えるのと同じ原理で、太陽の光のうち波長の短い青い光は地球大気に散乱されやすく届きにくいのに比べ、波長の長い赤い光は地球上の大気を通りやすいため、赤い光がたくさん月に届き赤く見えるのです。
また皆既月食中の月の明るさは、毎回一緒ではありません。地球の大気の状態にも大きく影響されま す。例えば大きな火山噴火などがあった場合は、大気中に塵(ちり)が多く、赤い光でさえも月へ届か ず暗い皆既月食になることもあります。また、大気中に塵が少ない時は、大気中の塵に影響されず明 るいオレンジ色に見えることがあります。

2022年10月〜12月の主な天文現象

  • 10月21日~22日オリオン座流星群極大

    オリオン座流星群はハレー彗星を母彗星とする流星群で、今年の極大は22日3時頃です。この時期、夜更けのオリオン座は空の高い位置にあるため観測しやすく、極大以降も2日間程度は出現が期待できます。日没後、月が昇ってくるまでの観測がおすすめです。

  • 11月1日/12月30日月面Xが見られる

    月面X

    月面Xとは、上弦の月の頃、月の明暗の境に「X」の文字が浮かび上がる現象で、プランキヌス、ラカ イユ、プールバッハという3つのクレーター壁によってできた地形です。継続時間が1時間程度と短く条件が揃ったときにしか見えません。来年は見ることができませんので、チャンスが6回ある今年に観測してみましょう。

    【2022年月面Xが見頃の日】
    ・11月1日16時50分頃 ~
    ・12月30日20時00分頃 ~ (今年一番の好条件)
    ※上記時間から約1時間くらい
  • 11月2日/11月12日おうし座南流星群極大/おうし座北流星群極大

    2日おうし座南流星群、12日おうし座北流星群が極大になると予想されます。 今年は南流星群の流星物質の濃い部分に地球がさしかかる見込みで、例年より出現数は多くなると予想されます。月が沈んでから明け方までが好条件となります。おうし座流星群は明るく火球が多くみられるため人気があります。 この流星群はいくつもの放射点を持っていて、活動期間が長いので前後一週間くらいは観測できるでしょう。

  • 11月9日天王星が衝

    おひつじ座で天王星が「衝」となります。5.6等の明るさがあり視直径は3.7″となります。天王星は太陽からかなり離れた場所にあるため、その位置は毎年大きな動きはありません。町明かりのない暗い場所で、肉眼で探してみてください。天体望遠鏡で見ると他の星とは違い青緑色に見えます。

  • 12月1日/12月8日火星が地球に最接近/火星が衝

    2020年10月6日に準大接近となった火星 ですが、2年2か月ぶりに地球に接近します。(視直径:17.2″ 明るさ:-1.8等)今回は前回ほどは接近しない中接近(8145.2万Km)となります。前回より地平高度も高くなりシーイングの影響が減り見やすくなると思われます。口径10㎝以上の望遠鏡でシーイングの良い日に観測するのが良いでしょう。また、8日には衝の位置に来ますので、一晩中見ることができます。

  • 12月23日こぐま座流星群極大

    23日未明、こぐま座流星群が極大を迎えると予想されています。こぐま座流星群は、1年の締めくくりとなる流星群です。母彗星はタットル彗星で出現は1時間に10個程度です。放射点が地平線の下に来ることが無いので日没後から夜明けまで観測できます。今年は月明かりの影響を受けずに観測できます。明け方に突如として出現数が上がるかもしれませんので、暖かくして観測しましょう。

  • 12月12日~28日頃全惑星が夕方の空に見られる

    日没後に東の地平線から火星、天王星、木星、海王星、土星、西の地平線水星、金星まで全惑星が見られます。南西の地平線上に金星が見えればすべての惑星を見るチャンスです。金星が確認出来たら、すぐ上にある水星を双眼鏡等で探してみてください。天王星は双眼鏡でも見つけることはできますが、海王星は天体望遠鏡が必要となります。

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