宙(そら)を見よう!2023年1月〜3月までの主な天文現象
2023年惑星の観望好期
水星
今年は東方最大離角が3回、西方最大離角が3回あります。春先には夕方の黄道が地平線に対して立ってきますので、4月12日の東方最大離角は太陽との離角は小さいですが、2023年では一番地平高度が高くなり条件は良いです。
金星
年頭から夕方の空に宵の明星として輝いています。7月7日に最大光度となってから太陽に近づき、8月12日には内合となります。その後は明け方の空で明けの明星として輝きます。
火星
昨年末に中接近を終えてからは徐々に地球から遠ざかり、8月頃まで夕方の空に見えます。かなりのスピードで西の空の星座を渡り歩き、日々位置が変わっていくのが観測できます。夏を過ぎる頃には太陽に近づいていき、しばらく見ることができなくなります。
木星
6月頃、明け方の空に見え始め、9月頃からは一晩中楽しめます。11月3日には衝の位置に来ますので観望の絶好機となります。年末年始にかけても一晩中観測することができます。
地平高度も高くなりますので、大気の影響を受けずに観測できます。
土星
ゴールデンウイークあたりから明け方の空に見え始め、夏の終わり頃には一晩中見ることができます。秋の星座の明るい星の少ないところにいますので、見つけやすいと思います。
8月25日に衝の位置に来ますので、その前後が観望の絶好機となります。そろそろ環の開き具合もかなり小さくなってきていますので、土星らしさがどんどん感じられなくなってきます。
2023年1月〜3月の主な天文現象
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1月1日夕方の空に全惑星と月が並ぶ
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1月23日金星と土星が大接近 月も接近
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2月6日/8月31日ミニマムーン/スーパームーン
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3月2日金星と木星が大接近
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3月24日月と金星が大接近 九州南部~南西諸島では金星食
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3月10日頃~30日頃このころ夕方の西空はにぎやか
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