宙(そら)を見よう!2023年7月〜9月までの主な天文現象
2023年は流星群の当たり年!!
今年はペルセウス座流星群の条件が最良!
ペルセウス座流星群には、明るく痕を残す流星が多く、特に夜半過ぎに出現数が多くなる傾向があります。
- ①月が無い
- 流れ星はあまり明るくないため、街頭や月明かりが無いほうがよく見えます。 今年は8月16日が新月なので、月明かりの心配はなく一晩中楽しめるでしょう。
- ②極大は13日17時頃の予想
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今年のペルセウス座流星群は13日17時頃極大となると予想されます。そのため、12日~13日、13日~14日の2夜にわたって活発な出現が楽しめます。12日~13日は、日付の変わるころから明け方にかけて、急激に出現数が増えていくことが予想されます。13日~14日は極大の後の出現が日没後暗くなってから見ることができると思われます。日付が変わるころには再び出現数が増えるかもしれませんので、明け方まで楽しめます。
この夏条件の良い流星群
9月9日~10日 ペルセウス座ε流星群極大
8月のペルセウス座流星群とは別の流星群ですが、2008年と2013年に突発的に出現を見せた流星群です。今年も突発出現する可能性があり、月明かりも無いので注目してみたい流星群です。10日の朝に極大があるため9日の深夜から10日の未明にかけての出現に期待しましょう。
流れ星ってなに?
空の暗い所で夜空にすう~っと、光の尾を引いて流れていく流れ星。その現象は、宇宙空間に漂う塵や汚れた氷のかけらが、地球の大気との摩擦によって輝いて見えるものです。その塵や氷のかけらの殆どは彗星の尾のダストと考えられており、流れ星とは元々は彗星の一部だったのです。
いつ流れ星は多く見えるの?
『○○座流星群』と言われる流星群が活動しているときに流れ星は多く見られます。流れ星は夜空の1点から放射状に出現するように見えるため、その放射点付近の星座の名前をとって『〇〇座流星群』と呼んでいます。特に極大と言われている時間帯に多く流れ星が見られます。
どこを見れば流れ星は多く見えるの?
『○○座流星群』とは言え、○○座に流れ星が多く出現するわけではありません。流れ星は放射点に近いものは経路が短く、離れるほど経路の長いものを見られる傾向があります。なので、夜空全体を見渡せるような場所を選びましょう。地面に寝転んでみるのが一番のお勧めですが、安全面には十分に注意しましょう。
2023年7月〜9月の主な天文現象
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7月7日/9月19日金星が最大光度
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8月22日伝統的七夕
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8月27日土星が衝
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8月31日スーパームーン
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9月21日夕方 アンタレスの食
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9月29日中秋の名月