宙(そら)を見よう!2020年7月〜9月までの主な天文現象

今年は木星と土星が一度に楽しめる!
木星とは

木星は太陽系の中で一番大きな惑星で直径は地球の11.2倍あり、太陽の周りを12年かけて1周しています。地球からは黄道の12星座を毎年一つずつ移動していくように見えるため、『歳星』とも呼ばれます。
木星の表面には、アンモニアの氷粒でできた縞模様や巨大な雲の渦「大赤班」といった見所もあり、この機会に観測してみましょう。
木星にはたくさんの衛星(月)があり、その中でもガリレオ衛星と呼ばれるイオ、エウロパ、ガニメデ、カリストの4つの衛星は、小口径の天体望遠鏡でも容易に見ることができます。ガリレオ衛星は動きが速く毎日位置が変わるので、その様子を観測し続けるのも面白いでしょう。
DATA
太陽からの距離:7億7830万㎞
大きさ(赤道半径):71492㎞
重さ:地球の317.83倍
公転周期:11.862年
自転周期:0.414日
衛星の数:79個(2019年12月現在)
大きさ(赤道半径):71492㎞
重さ:地球の317.83倍
公転周期:11.862年
自転周期:0.414日
衛星の数:79個(2019年12月現在)

土星とは
土星は太陽系の惑星の中では木星の次に大きく、直径は地球の9.5倍あります。木星のさらに外側にあるため、太陽の周りを一周するのに約29.5年もかかります。
土星の環のほとんどは、マイクロメートルから数メートル程度の大きさの氷の粒でできていて厚さは10〜1000m程度です。環は約30年で一回りして傾きが変わり、今は地球から見ると開いた状態から真横になる途中です。地球から見て環が真横になる2025年には、環のある土星を観測するのが難しくなるので、今のうちがチャンスです。土星の表面には木星と同じように縞模様があり小口径の望遠鏡でも見られるので、環と一緒に観測してみましょう。
DATA
太陽からの距離:14億2939万㎞
大きさ(赤道半径):60268㎞
重さ:地球の95.16倍
公転周期:29.457年
自転周期:0.444日
衛星の数:65個(2019年12月現在)
大きさ(赤道半径):60268㎞
重さ:地球の95.16倍
公転周期:29.457年
自転周期:0.444日
衛星の数:65個(2019年12月現在)
木星と土星を観測してみよう
2020年7月~9月までの主な天文現象
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7月26日やぎ座流星群極大
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8月12日ペルセウス座流星群極大
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8月13日金星が西方最大離角
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8月25日伝統的七夕
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9月14日月と金星がプレセペ星団に接近
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9月24日〜26日月・木星・土星の集合
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