宙(そら)を見よう!2021年4月〜6月までの主な天文現象

宙(そら)を見よう!2021年4月〜6月までの主な天文現象

5月26日皆既月食が日本全国で2年4か月ぶりに観測できます!

5月26日の皆既月食は、2021年で最も大きな満月「スーパームーン(視直径33.4′[距離35,746 万㎞])」の日に見られます。
皆既月食とは、月が地球の影に入り月が10円玉のような赤銅色に変化する現象です。これは、太陽→地球→月という順で、3つの天体が1直線に並んだ時に、地球の影に月が入ることで 月が暗くなります。今回は月が地球の影の北の縁を通るため、皆既中の赤銅色の濃さが違って見えます。皆既月食は、ほぼ全国的に月の出とともに欠け始め(18時44.6分)、低い位置(20時09.4分)で皆既となります。その後20時28.0分まで皆既が続き、21時52.8分に丸い月に戻ります。ぜひご自分の目で観測してみてください。

月食とは?

月食とは、太陽- 地球- 月の順番に一直線に並んだ時に、月が地球の影に入る現象のことです。満月の時は必ず月は太陽から見て地球の反対側にあり、地球の影はいつも太陽と正反対の方向にできるのですが、満月の時に月食が毎回おきている訳ではありません。それは太陽のみかけ上の通り道と月のみかけ上の通り道が、お互いに5 度あまり傾いているため、ほとんどの場合、月は地球の影の上を通り過ぎたり、下を通り過ぎたりしているためです。そのため、太陽- 地球- 月と一直線に並び月が地球の影を通り過ぎるのは1 年に1~2 回ほどしかありません。その時、夜にあたれば月食を見ることができます。
月が地球の半影に入ると半影月食、月の一部が地球の本影に入ると部分月食、月全体が本影にすっぽり入ると皆既月食と呼んでいます。

皆既月食中の月はなぜ赤いの?

皆既月食中の月を見ると完全に真っ暗にはならず、赤銅色に見えます。これは、夕日が赤く見えるのと同じ原理で、太陽の光のうち波長の短い青い光は地球大気に散乱されやすく届きにくいのに比べ、波長の長い赤い光は地球上の大気を通りやすいため、赤い光がたくさん月に届き赤く見えるのです。また皆既月食中の月の明るさは、毎回一緒ではありません。地球の大気の状態にも大きく影響されます。例えば大きな火山噴火などがあった場合は、大気中に塵(ちり)が多く、赤い光でさえも月へ届かず暗い皆既月食になることもあります。また、大気中に塵が少ない時は、大気中の塵に影響されず明るいオレンジ色に見えることがあります。

2021年4月〜6月の主な天文現象

  • 4月19日/6月17日 月面Xが見られる

    4月19日/6月17日
    月面Xが見られる

    上弦の月の頃、クレーターの縁の部分に太陽光が当たり、アルファベットの『X』の文字が浮かび上がったように見えます。その状態が続くのは1 時間程度で、その時に月が見やすい位置にあることが必要です。4月19日は21時10分頃、 6月17日は21時30分頃を中心に、約1時間程度見られます。月が高いところにあるので観測のチャンスです。

  • 5月17日 水星が東方最大離角

    5月17日
    水星が東方最大離角

    17日水星が太陽の東側へ22°00′離れて東方最大離角となります。夕方、西の低空ですが2021年では最も高度があり見つけやすいでしょう。 双眼鏡や望遠鏡を使って見ると、欠けた姿も見られるでしょう。左上には火星が、すぐ下には金星が見えます。

  • 5月29日 夕方の西空で水星と金星が大接近

    5月29日
    夕方の西空で水星と金星が大接近

    水星と金星が21時頃に大接近します。水星と金星は約0.5°の距離に接近するため、双眼鏡や望遠鏡で観測してみてください。日没直後の金星を見つけられると、金星の左下にかすかに光る水星を同じ視野の中に見つけられるはずです。この時の水星は細長い三日月状のため、明るさは2.3等しかありません。

  • 6月10日 カナダ・北極海・ロシアで金環日食

    6月10日
    カナダ・北極海・ロシアで金環日食

    日本からは見ることができません。

  • 6月23日~24日 火星がプレセペ星団を通過

    6月23日~24日
    火星がプレセペ星団を通過

    23日~24日にかけて、火星がプレセペ星団の中を通過していく珍しい現象が見られます。日没直後のため、地平線からの高度は高くなりませんが、7倍50ミリクラスの双眼鏡や低倍率の天体望遠鏡で容易に観測できます。

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