流れ星を見たいならペルセウス座流星群がおすすめ!観測方法をご紹介!



流れ星って何?
空の暗い所で夜空にすう~っと、光の尾を引いて流れていく流れ星。その現象は、宇宙空間に漂う塵や汚れた氷のかけらが、地球の大気との摩擦によって輝いて見えるものです。その塵や氷のかけらの殆どは彗星の尾のダストと考えられており、流れ星とは元々は彗星の一部だったのです。
いつ流れ星は多く見えるの?
『○○座流星群』と言われる流星群が活動しているときに流れ星は多く見られます。流れ星は夜空の1点から放射状に出現するように見えるため、その放射点付近の星座の名前をとって『〇〇座流星群』と呼んでいます。特に極大と言われている時間帯に多く流れ星が見られます。
どこを見れば流れ星は多く見えるの?
『○○座流星群』とは言え、○○座に流れ星が多く出現するわけではありません。流れ星は放射点に近いものは経路が短く、離れるほど経路の長いものを見られる傾向があります。なので、夜空全体を見渡せるような場所を選びましょう。地面に寝転んでみるのが一番のお勧めですが、安全面には十分に注意しましょう。

月がない
流れ星はあまり明るくないため、街灯りや月明かりが無いほうがよく見えます。12日は21時頃に三日月状の月が沈み、明け方まで全く月明かりの影響を受けずに観測できます。
極大は13日午前4時の予想
夜中の0時を過ぎると、地球の自転が地球の公転方向に向かうため、流星群の軌道に対して向かい風状態になります。そのため出現数の増加が期待できます。
8月2日やぎ座α流星群極大
2日やぎ座α流星群が極大を迎えると予想されています。毎年出現数は少ないものの、コンスタントに出現してくれる流星群です。この流星群は速度が遅くゆっくりとした流星が特徴で、時折火球と言われる明るい流星が出現することがあります。夜半頃に月が出てきますので、月が出る前の月明りのない時間に好条件で観測できるでしょう。
2021年7月〜9月の主な天文現象
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8月2日/8月20日
土星が衝/木星が衝2日土星がやぎ座で、20日木星がみずがめ座で「衝」となります。「衝」とは外惑星がもっとも地球に近づき明るくなる時期です。南中高度も高く大気の影響も少ないので、口径の小さな望遠鏡でも木星は表面の縞模様が、土星は環が観測できるでしょう。木星の自転は1周約10時間ですので、時間をおいて見てみると模様の変化がわかるかもしれません。また木星には4つの大きな衛星(月)があり毎日位置が変化します。それらを観測するのも面白いでしょう。
土星は約30年かけて公転しているので地球から土星の環を見た時、環の傾きが約15年周期で変化します。現在、土星の環は閉じてきている時期ではありますが、まだ小口径の望遠鏡でもはっきりと存在がわかります。木星も土星も絶好の観望時期となりますので、シーイングの良い日を選んで観察してみてください。