宙(そら)を見よう!2019年7月〜9月までの主な天文現象

アポロ11号が月面に着陸し、アームストロング船長が月面に第1歩を踏み出して50年となります。 アポロ11号は第34代アイゼンハワー大統領の政権下でソビエト(現ロシア)との有人宇宙船月面着陸競争の一環としてケネディ大統領に受け継がれたものです。

アメリカは有人宇宙衛星でソビエトに負けたため(スプートニク1号)どうしても月面着陸ではソビエトに負けたくなかったという節もあります。

アポロ11号は1969年7月16日にフロリダ州のケープケネディ宇宙センター(現在はケープ・カナベラルのジョン・F・ケネディ宇宙センター)より打ち上げられ、地球の周回軌道を回ったのち月へと向かい、7月20日20時17分(世界標準時刻)月面着陸に成功しました。(静かの海 月面座標 00°40′N23°29′E) 翌21日2時56分15秒(世界標準時刻)にアームストロング船長が月面に第1歩を下し『これは一人の人間にとっては小さな一歩だが、人類にとっては偉大な飛躍である。』(That's one small step for [a] man, one giant leap for mankind.)という有名な言葉を残しました。

月面滞在時間は21時間36分で21㎏の岩石を持ち帰りました。

その後、12号14号15号16号17号と月面着陸に成功しましたが、資金が莫大にかかるため中止となりました。 今年の7月20日は月齢17.8(7/2024時頃)で21時すぎに月が昇ってきますので一晩中見ることができます。 アポロ11号が降り立った「静かの海」も観測できますので是非望遠鏡を使ってご覧ください。

土星 ~太陽系で唯一環の観測できる惑星~


土星 2019年の主な現象

星は太陽系の惑星の中では木星に次いで2番目に大きく、環のよく見える惑星として観測者を楽しませてくれます。

2025年には、地球から見て土星の環がほぼ真横から見る位置となるため、環が見えない状態となりますが、今年はまだ環が開いた 状態で見えますので、この機会にぜひ観測してみてください。

今年の土星は、いて座の銀河(天の川)のはずれに位置します。天の川を挟んだ対岸のへびつかい座に木星も明るく輝いています ので、天の川を挟み、太陽系で1番目と2番目大きい惑星を揃って見ることができます。

ほぼ同じように木星と土星を見ることができる次の機会は、59年後の2078年となります。木星と地球の会合周期※が約11.8年、土星と地球の会合周期が約29.5年と大きく異なるため、七夕の織姫星と彦星のように毎年天の川の畔で逢う、というわけにはい かないようです。

土星の観測好期は6月からで、7月10日に土星が「衝」の位置(太陽と反対の方向)に来ます。

※次にほぼこの位置で見られるまでの期間

土星の衛生

土星の衛星は2018年12月現在65個とされていて、そのうち番号と名前のついているものは53個です。 土星は遠いため、中には発見されたのち一度も確認されていない衛星もあるためです。 第6衛星のティタンと第5衛星のレアは、土星の衛星の中でも大きくて明るいため、小口径の望遠鏡で確認できます。 ティタンは太陽系の衛星の中で2番目に大きく、半径は月の約1.5倍、重さは月の約2倍あります。

2019年7月~9月までの主な天文現象

  • 7月10日土星が衝

    10日 土星がいて座で「衝」となり観望好期となります。あまり地平高度は高くありませんが 0.1等級と明るいので街中でも肉眼で見えます。土星の環は、まだ開いて見えていますので是非望遠鏡を使って観測してみてください。小口径の望遠鏡でも環を確認することができるでしょう。

  • 7月31日みずがめ座δ流星群極大/やぎ座α流星群極大

    みずがめ座δ流星群は、黄道を挟んで枝分かれした放射点があるのが特徴です。出現数は多くはありませんが、他にもみずがめ座ι流星群などがピークになるなど7月下旬は全体を通して流星が多く出現します。
    やぎ座流星群も毎年出現数は少ないものの、コンスタントに出現してくれる流星群です。この流星群は地球に対して速度が遅くゆっくりとした流星が特長で、時折火球と言われる明るい流星が出現することがあります。31日は、新月ですので月明かりの心配することなく観察できるでしょう。

  • 9月13日中秋の名月

    旧暦の8月15日の月を「中秋の名月」と呼んでいますが、今年の中秋の名月は9月13日となります。満月1日前の月となりますので、少し欠けたお月見となるでしょう。

  • 9月14日今年最小の満月

    月が地球を回る軌道は楕円形のため、月は地球に近づいたり、遠ざかったりしているため見かけの大きさが変わって見えます。2月20日は今年一番大きく見える月でしたが、9月14日は2019年で最も地球と月との距離が離れ(40,593万Km)小さく見える満月となります。

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