宙(そら)を見よう!2022年1月〜3月までの主な天文現象

宙(そら)を見よう!2022年1月〜3月までの主な天文現象

惑星が夜空をにぎわす2022年

2022年は惑星同士が、ぐっと接近したり、ずらっと並んだりと、いろいろな動きを見せてくれます。夏と秋には、月による、火星と天王星の食もあります。

  • 水星

    水星

    東方最大離角が4回、西方最大離角が3回あります。観測条件が良いのは、春の4月29日の東方最大離角です。地平高度が最も高く、太陽との離角は小さいものの夕方の黄道が地平線に対して立ってくるためです。

  • 金星

    金星

    1月9日の内合に向かって太陽に接近して行き、2月に入ると明け方の東の空に明けの明星として見え始め、7月中旬くらいまで明け方の東の空で輝きます。10月23日には外合となり、年末頃には日没後の西の空で宵の明星として輝き始めます。

  • 火星

    火星

    年頭は太陽に近づくため見られませんが、5月頃から明け方の空に見え始め、12月8日に衝となり一晩中見られます。今年は中接近のため、前回や前々回のような大接近ほど大きく見えません。

  • 木星

    木星

    5月頃 明け方の空に見えてきて、8月頃からは一晩中見られます。9月27日には衝の位置に来ますので観望の絶好期となります。今年の木星は地球に接近するため、いつもよりほんの少し大きく見えるかもしれません。

  • 土星

    土星

    年頭はやぎ座に位置し、2月半ばにみずがめ座へ移動します。8月15日に衝となり、その前後が観望の絶好期となります。環の開き具合が小さくなってきており、土星らしさを見た目から感じにくくなってきています。

  • 3月28日~29日
    明け方の東の空で月と金星、火星、土星が接近

    明け方の東の空で月と金星、火星、土星が接近

    夜明け頃の東の空、金星、火星、土星が集まっているところを細い月が通過していきます。明け方の空に月と惑星が並ぶ神秘的な星景写真を撮るチャンスです。4月~5月には惑星同士の大接近など、見どころがたくさんあります。望遠鏡を使った天体観測を2022年も楽しみましょう。

2022年1月~3月までの主な天文現象

  • しぶんぎ座流星群が極大(条件最良)

    1月4日
    しぶんぎ座流星群が極大(条件最良)

    3大流星群の1つで、今年の極大は4日6時頃と予想されます。この日は月明かりが明け方の空に無く、観測の好機となります。放射点は、北極星とアークトゥールスの間、りゅう座ι星付近です。運が良いと1時間に50 個程度見られるかもしれません。

  • ミニマムーン/ スーパームーン

    1月18日/7月14日
    ミニマムーン/ スーパームーン

    1月18日の満月は視直径29.8′(距離40.102 万㎞)と最も小さくなり、7月14日は33.4′(距離35.742 万㎞)と最も大きくなります。スーパームーン、ミニマムーンとは占星術等で使われる言葉で、「スーパームーン」はその年最も大きく見える満月を、「ミニマムーン」はその年最も小さく見える満月を指すようです。

  • 月面Xが見られる

    3月10日
    月面Xが見られる

    月面Xとは、上弦の月の頃、クレーターの縁の部分に太陽光が当たって、月の明暗の境に「X」の文字が1時間程度浮かび上がる現象です。3月10日は16時15分頃から約1時間が観測のチャンスです。東京の日没は17時44分です。

  • 金星が西方最大離角

    3月20日
    金星が西方最大離角

    金星が太陽から最も西に離れ西方最大離角(-4.5等)となります。2月13日の最大光輝(-4.9等)には細く三日月状に見えていましたが、明け方の高度がどんどん高くなるにつれて丸くなり、天体望遠鏡で見と半月状になっていることがわかります。今年の金星は、いつもの年より明るく見えます。

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スカイエクスプローラー SE-AZ5 三脚付き

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スカイエクスプローラー SE-AZ5 三脚付き 102鏡筒セット

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