イルミネーションの撮影にオススメのフィルター

イルミネーションの撮影にオススメのフィルター
冬は美しいイルミネーションが街を彩り、幻想的な光のアートを楽しむことができます。 輝きに満ちた光景は思わず写真に残したくなるものですが、目で見て感じたようなキラキラ感を写真にするのは難しかったりします。 そこで、イルミネーションを「もっとキラキラに撮りたい」「幻想的に撮りたい」という時に持っていると効果絶大なレンズフィルターをご紹介いたします。
イルミネーションをさらに輝かせるクロスフィルター

クロスフィルターは、イルミネーションの点光源をクロス状の光にしてキラキラと輝かせます。イルミネーションは見た目の印象より暗い感じに写ってしまうことがありますが、クロスフィルターを使用することで、キラキラ感を高めることができます。


PRO1D plus R- クロススクリーン(W) 使用
フィルター使用前の写真はイルミネーションのキラキラした感じが出ていません。クロスフィルターを使うことで、その場で感じた輝きを表現することができます。
クロスフィルターを使いこなすコツは、「点光源」を画面に入れることです。クロス効果は丸い光( 点光源) でないと現れません。回転式のフィルター枠を回すことで、クロスの角度を+や× に変えて撮影することができます。ファインダーや液晶画面で確認しながら撮影しましょう。
クロスの本数は4 本線、6 本線、8 本線タイプがありますので、お好みでお選びください。画面の1/4 だけに4 本線のクロス効果が出るタイプもあります。

4本線
R-クロススクリーン 使用

6本線
R-スノークロス 使用

8本線
R-サニークロス 使用
新たに発売された「トゥインクル・スター」シリーズはクロスの線の長さを抑えた新設計のクロスフィルターです。控えめにクロス効果を出したい方におすすめです。


PRO1D R-トゥインクル・スター(W) 使用(4本線)


PRO1D R-トゥインクル・スター6X(W) 使用(6本線)

PRO1D R-トゥインクル・スター(W) 使用(4本線)
デジタルフィルターとの比較
一部のデジタルカメラに搭載されたデジタルフィルターやスマホアプリでもクロスフィルターのような効果がありますが、効果の出方は異なります。デジタルフィルターの場合、スタンプで押したように同じサイズのクロス効果が現れる傾向があります。それに対しレンズの前に取り付ける光学フィルターの場合、光源の強さや距離によってクロス効果の出方が変わるため自然な印象に見えます。

フィルターなし

デジタルフィルターの例
スタンプで押したようなクロスで不自然に見えることも。

R-クロススクリーン
光の大きさや距離によってクロスの出方が変わるので自然な印象に。
クロスフィルター ラインナップ
グレード | ハイグレード | スタンダード | ||||||
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商品名 | PRO1D R-トゥインクル・スター(W) | PRO1D R-トゥインクル・スター6X(W) | PRO1D R-クロススクリーン(W) for wide-angle lens | PRO1D plus R-クロススクリーン(W) | R-クロススクリーン | R-スノークロス | R-サニークロス | R-パーシャル・クロススクリーン |
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クロスの 線の本数 |
4本線 | 6本線 | 4本線 | 4本線 | 4本線 | 6本線 | 8本線 | 4本線(画面の1/4) |
クロスの 線の長さ |
短め | 短め | 長め | スタンダード | スタンダード | スタンダード | スタンダード | スタンダード |
反射防止 コート |
デジタルマルチコート | デジタルマルチコート | デジタルマルチコート | デジタルマルチコート | - | - | - | - |
枠の厚み | 薄枠 | 薄枠 | 薄枠 | 薄枠 | 通常枠 * | 通常枠 * | 通常枠 * | 通常枠 * |
*クロスフィルターの通常枠は枠が厚いため、広角レンズに使用した場合ケラレが発生し、画面の隅が暗くなる場合があります。
光をにじませて幻想的にソフトフィルター

クロスフィルターと並んでイルミネーション撮影におすすめなのが「ソフトフィルター」です。ソフトフィルターは、光を拡散して光の印象を強め幻想的な雰囲気にします。ソフトフィルターにもたくさん種類がありますが、ここではイルミネーションに特におすすめの「プロソフトン」と「フォギー」をご紹介します。
ソフト効果の比較
(A) は効果弱タイプ、(B) は効果強タイプです。

フィルター未使用

プロソフトン(A) N使用

プロソフトン(B) N 使用

フォギー(A) N 使用

フォギー(B) N 使用
プロソフトン
個々の光を大きく見せる効果
プロソフトンはイルミネーションの撮影に使うと、個々の光源をにじませて大きく見せ、光をより印象的に表現します。


デジタルフィルターとの比較
デジタルカメラに搭載されたデジタルフィルターには「プロソフトン」のように光をにじませて大きく見せる効果は少ないので、イルミネーションではプロソフトンが効果的です。

フィルターなし

デジタルフィルターの例
点光源を大きくする効果は少ない。

プロソフトン(B) N
点光源をきれいに大きくにじませます。
フィルターは重ね付けができるので、クロスフィルターとソフトフィルターを重ねて使うと、輝きが増してさらに幻想的になります。
プロソフトン
プロソフトンのソフト効果は3種類あり、クリア < A < B の順で効果が強くなります。PRO1D シリーズはデジタルマルチコート仕様・薄枠タイプです。
フォギー
白いベールをまとったようなソフト効果
フォギーは霧の中で撮影したように、ふんわりと白っぽいイメージになるソフトフィルターです。


フォギーを使用するとふんわりとした幻想的な雰囲気になります。強い光源がある場合、独特のにじみ効果があります。
プロソフトンとフォギーはソフト効果の出方が違うので、重ねて使えば両方の効果を生かすことができます。


クロスフィルターとソフトフィルターを重ね付けするとさらに幻想的な効果が得られます。


フォギー
フォギーには(A) 効果弱タイプと(B) 効果強タイプ がありますので、お好みでお選びください。
イルミネーション・夜景撮影におすすめの撮影用品

リモートコード「リモート90L」シリーズ
三脚を使用して夜景やイルミネーションを撮る時に欠かせないレリーズです。カメラのシャッターボタンに触れずにシャッターを切ることができるため、わずかな手ブレを防ぐことができます。