宙(そら)を見よう!2026年7月〜9月までの主な天文現象

宙(そら)を見よう!2026年7月〜9月までの主な天文現象

夏の大三角形を見つけてみよう

夏の大三角形
はくちょう座 わし座 こと座

夏の夜9時くらいになると、頭の上でひときわ明るく輝いている星が目に留まります。それが「こと座のベガ」です。次にベガからずっと右下の方に目を向けてみましょう。少し離れた位置にやや明るめな星が見つかります。それが「わし座のアルタイル」です。さらにベガの左下の方を見ると、もう一つの1等星「はくちょう座のデネブ」があります。デネブは他の2つと比べて少し暗い星です。
この3つの星を結ぶと三角定規のような形になります。これが『夏の大三角』です。
空の暗い場所では、デネブのあたりからベガとアルタイルの間にかけて夏の天の川が見えます。

この『夏の大三角』の星のうち
ベガ」と「アルタイル」は
七夕に出てくる「織り姫」と「彦星」です

織姫と彦星

七夕と暦の秘密

現在の七夕は7月7日。これは『太陽暦(地球が太陽を1周するのを1年とする暦)』に基づいています。しかし日本では明治6年以前は『太陰太陽暦(月の満ち欠けを基準にした暦)』が使われていました。当時の七夕は二十四節季の「処暑」の直前の新月を7月1日と定め、そこから数えて6日目にあたる日でした。この日には必ず月齢6の細い月があり、この月が天の川の渡し船に見立てられ、織姫と彦星の物語が生まれた背景の一つです。
現在の7月7日は、多くの地域で梅雨の真っ最中となるため、星空を眺めるには不向きなことも多く太陰太陽暦(今年は8月29日)の方が七夕にはふさわしいかもしれません。

織姫と彦星の秘密

実際の織姫星(ベガ)は明るさが0.03等、太陽からの距離が25光年。一方、彦星(アルタイル)は明るさが0.77等、太陽からの距離が16光年。遠くにある織姫星(ベガ)の方が明るく見えるということは、それだけ織姫星(ベガ)自身が大きく、強く輝いている星だということになります。

2026年7月~9月までの主な天文現象

  • 8月1~7日スターウイーク

    毎年8月1日~7日は、星空に親しむ週間として「スターウイーク」と呼ばれています。8月最初の一週間は梅雨もすっかり明けて晴れることが期待できます。この期間に星空を楽しんでは如何でしょうか。

  • 8月2日やぎ座α(アルファ) 南流星群極大(活動期間7/15-8/15)

    8月2日「やぎ座α流星群」が極大になると予想されています。満月が明るく空を照らしているので観測には向きません。上弦の月が若干邪魔をしますが、さほど影響なく観測できるでしょう。この時期はペルセウス座流星群も活動を始める頃で出現数は少ないのですがタイプの違う流れ星を見ることができるチャンスです。

  • 8月12-14日ペルセウス座流星群極大 (活動期間8/1-8/18)

    13日 日中にペルセウス座流星群が極大になると予想されています。月がないため暗夜での観測ができます。12日の夜から13日の未明にかけて出現数が増えていくと思われます。また13日から14日にかけても多数の出現が期待できます。ペルセウス座流星群には、明るく痕を残す流星が多く、特に夜半過ぎに出現数が多くなる傾向があります。

  • 8月13日グリーンランドやスペインで皆既日食

    日本では見られない

  • 8月15日金星が東方最大離角/金星が最大光度

    夕方の一番星として輝いている金星がおとめ座で太陽から最も東に離れ(約47°10′)東方最大離角となります。この頃の金星は天体望遠鏡で見ると半月状になっているのがわかります。9月19日の最大光度(-4.8等)に向けてどんどん大きく細くなっていく様子を楽しむことができます。

  • 8月29日伝統的七夕

    明治6年に暦が変わり現在の『太陽暦』となりましたが、それまでは『太陰太陽暦』が使われていました。伝統的七夕とはそれまで行われていた日の七夕を指す日で『太陰太陽暦の7月7日に相当する日』となります。
    この日は月齢6の月があり、この月が天の川の渡し船に見立てられていました。7月7日であればほとんどの地方は梅雨の真っ最中ですからこちらの方が七夕にはふさわしいかもしれませんね。(太陽太陰暦で二十四節季の処暑の直前の新月を7月1日と定めています。七夕はそこから6日後の7月7日となります。)

  • 9月14日金星食

    東南アジアなどでは金星食が観測できますが、日本では月と金星が近づく様子が観測できるでしょう。金星は内合が近いため、金星の視直径が大きく三日月状になっているため見ごたえがあるでしょう。

  • 9月19日金星が東方最大離角/金星が最大光度

    夕方の一番星として輝いている金星がおとめ座で太陽から最も東に離れ(約47°10′)東方最大離角となります。この頃の金星は天体望遠鏡で見ると半月状になっているのがわかります。9月19日の最大光度(-4.8等)に向けてどんどん大きく細くなっていく様子を楽しむことができます。

  • 9月25日中秋の名月

    旧暦の8月15日の月を「中秋の名月」と呼んでいますが、今年の中秋の名月は9月25日となります。中秋の名月は必ずしも満月とは限りませんが、今年は満月の2日前となります。

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