宙(そら)を見よう!2026年10月〜12月までの主な天文現象

宙(そら)を見よう!2026年10月〜12月までの主な天文現象

秋冬の暗い夜空で流れ星を見よう!

今年も秋から冬にかけて、たくさんの流星群が観測できるでしょう。 12月の「ふたご座流星群」は3大流星群のひとつで、毎年安定して多くの流れ星が観測されています。 特に、今年は夕方に月も沈み、明け方まで暗夜となりますので長時間観測でき期待ができます。 流れ星のなかには時折、夜空を明るく照らす非常に明るい流れ星(火球)が現れることもありますので、夜空を見上げて観測してみてください!

彗星の説明画像
流れ星ってなに?
空の暗いところに行って、ぼーっと星を眺めていると、時折すうっと星が流れていくのを見たことはありませんか?突然現れる流れ星っていったい何なのでしょう。
流れ星とは、宇宙空間に漂っている塵や氷のかけらが地球の引力に引き寄せられ大気との摩擦によって光って見える現象です。ほとんどの流れ星は、せいぜい大きくて角砂糖くらいの大きさしかありません。角砂糖くらいの大きさのものが大気との摩擦によって光った時はかなり明るくなります。
流れ星は彗星のかけら
何年かに一度、大きな彗星が近づくと話題になりますが、実は流れ星のもとは彗星と言われています。彗星は、太陽の近くに来ると、太陽と反対の方向に尾が出ます。彗星の尾はイオンの尾とダストの尾に分かれます。その彗星から放出したダストは彗星の軌道の近くにばらまかれるのですが、その軌道に地球が差し掛かると、地球の引力に引かれて地上へと落ちてきます。これが流れ星となって見えるのです。
流星群を見るときにどこを見ればいいの?
「○○座流星群」と流星群には星座の名前が付けられていますが、流星はその星座に出現するわけではありません。 流れ星を逆にたどっていくとだいたい空の一点にたどり着き、あたかもそこを中心に出現しているかの如く見えます。その中心の点を放射点と言いその放射点のある星座が流星群の名前となっています。
しかし、放射点の星座を見るのではなく遠くを見ることをお勧めします。放射点に近ければ短い流れ星が、遠ければ長い流れ星を多く見ることができるからです。ただし、どんなに極大時の出現数の多い流星群でも放射点が地面の下にある時は流れ星を見ることはできません。流れ星を観測する時は、地面に寝転んでみるのが一番見やすいスタイルですが、安全面には注意して観測してください。
  • 10月8日〜9日10月りゅう座流星群極大

    8日~9日にかけて「10月りゅう座流星群」が極大を迎えると予想されます。月は夜半前早々に沈みます。出現数は、空の暗いところでも数個程度と予想されますがこの群の特徴は突発的に出現することがあるため目が離せません。月没後が観測の好機となります。

  • 10月22日オリオン座流星群極大
    (活動期間 10/16-10/27)

    22日ハレー彗星を母彗星とする「オリオン座流星群」が極大になると予想されています。オリオン座は10月下旬ともなると夜更けに空高く上るので観測しやすいでしょう。今年は月が沈んでから明け方までが観測の好機となります。極大は22日ですが、前後1日くらいはさほど変わらず出現が見られます。

  • 11月上旬おうし座流星群極大
    (活動期間 10/16-11/30)

    2日「おうし座南流星群」が、12日「おうし座北流星群」が極大になると予想されます。活動期間が長く、際立った極大を持たないので月明かりのない時間帯を選んで観測するといいでしょう。スピードはゆっくりで時として大火球が出ることもありますので観測してみてください。

  • 11月18日しし座流星群極大
    (活動期間 11/14-11/20)

    18日「しし座流星群」が極大になると予想されます。極大が著しく短く、短時間に多く出現をする流星群です。放射点が昇ってくるのが夜半以降になります。月が沈んでから観測ができます。母彗星は55P/テンペル・タットル彗星です。

  • 12月13日〜15日ふたご座流星群極大(活動期間 12/7-12/15)

    14日の20時頃「ふたご座流星群」が極大を迎えると予想されています。そのため13日と14日に極大前後の出現が見られます。夕方月が沈んでからは明け方まで暗夜となりますので、長時間観測ができます。特に極大の数時間後には明るい流星の極大があると言われていますので、14日~15日の未明にかけては明るい流星が増えるかもしれません。

2026年10月〜12月までの主な天文現象

  • 10月4日土星が衝

    土星がうお座で「衝」となります。「衝」とは外惑星がもっとも地球に近づき、明るくなる時期です(光度0.3等)。土星の環は去年真横から見ることとなり見えませんでしたが、今年は薄い輪が見えます。この時期は土星の絶好の観望時期となりますので、シーイングの良い日を選んで観察してみてください。

  • 10月5日火星食

    モンゴルやロシアの東部では火星食が観測できますが、日本では月と火星が並んでいる様子が観測できるでしょう。

  • 10月10日~13日プレセペ星団に火星が侵入

    10日頃から13日頃にかけてプレセペ星団の中を火星が移動する姿が観測できます。双眼鏡や天体望遠鏡の低倍率で観測できます。

  • 11月24日プレアデス星団の食

    24日18時頃から21時頃にかけて満月直前の月がプレアデス星団の星を隠しながら横切っていきます。プレアデス星団は月の通り道にあるので、たびたびこのような現象が見られます。今回はかなり深いところまで月が侵入しますので双眼鏡や望遠鏡で観測してみてください。

  • 11月26日天王星が衝

    天王星がおうし座で「衝」となります。5.6等の明るさがあり視直径は3.7″となります。天王星は太陽からかなり離れた場所にあるため、その位置は毎年大きな動きはありません。町明かりのない暗い場所で、肉眼で探してみてください。天体望遠鏡で見ると他の星とは違い青緑色に見えます。

  • 11月30日明け方の空で金星が最大光度

    明けの明星として輝いている金星が最大光度(-4.9等)となります。2027年1月4日に太陽から西に最も離れて西方最大離角となります。

  • 12月16日月面Xが見られる

    16日19:10くらいから1時間くらいの間月面Xが観測できます。
    月面Xとは上弦の月の頃、月の明暗の境の地形に「X」の文字が浮かび上がる現象をいいます。プランキヌス、ラカイユ、プールバッハという3つのクレーター壁によってできた地形で月面の暗いところに浮かび上がって見えます。継続時間が1時間程度と短く条件が揃ったときにしか見えません。

  • 12月24日スーパームーン

    24日のクリスマスイブに、スーパームーンが観測されます。スーパームーンとは2026年で最も大きく見える満月(視直径33.5′(距離35.674万㎞))です。もともとスーパームーンは天文用語ではなく占星術等で、その年最も大きく見える満月を指すようです。

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